体系的に書かれた文献や資料があるわけではないが、様々な文献などを見たり、実践した経験から考え、腕振り運動には、
・霊的スタイル(霊的効果60%、肉体的効果40%)
・身体的スタイル(霊的効果30%、肉体的効果70%)
の2つがある。
これは、腕の振り方の違いだ。
「霊的スタイル」が普通の腕振り運動で、自然に姿勢良く立ち、真っすぐに伸ばした両腕を、後ろに鋭く振り、前に振る時はなるべく力を抜き惰性で振る。
「身体的スタイル」は、武術の訓練でよく行われ、「霊的スタイル」とは逆に、前に振る時に力を入れ、後ろに振る時には、力を抜いて惰性で振る。
いずれも、手のひらは、内側に向ける方法と、下に向ける方法とがあるが、「身体的スタイル」の時は、普通、内側に向ける。
「霊的スタイル」の方でも、関英男博士の説明では、それにより、両手のひらから気が発生し体内に蓄積される効果があることから、内側に向けることを推奨する。

いずれも、ヘソのあたりに力を入れ、また、足の親指で床を押さえるようにしてやることで、特に身体的効果が上がる。
どちらのやり方でも、身体を真っすぐに保つことにより、腹筋と背筋が鍛えられるが、「身体的スタイル」の方が、やや、その効果が高く、体力強化やダイエット目的の場合は、そちらの方を多くやると良いだろう。
私は、ずっと、「霊的スタイル」7、「身体的スタイル」3の割合でやってきたが、最近は、「身体的スタイル」を増やすことで、5対5の同等でやっている。
数は、私の場合、それぞれ、1日に500~700回程度(合わせて1000~1400回)。
それで、思った通り、下半身を中心に身体が引き締まり、3か月で体重が3~4kg減った。
つまり、一見、上半身の運動のようで(もちろん、上半身の良い運動でもあるが)、実は、下半身に効く運動であり、実際、腕振り運動で、腰から背中にかけてしゃんとしたという報告が多い。

負荷の大きな運動を週2~3回やろうとしても、普通、怠り勝ちになると思う。
やはり、運動は、毎日やるのが望ましいし、長く継続してこそのものである。
そして、きつい運動は、短時間でも精神的ストレスになり、「嫌だなあ」と思いながらやると、心はもちろんだが、身体にだって害になる。
一方、軽い運動を長時間やるのは、多少の根気は必要だが、ストレスにならず、慣れれば楽にやれるようになる。
心や身体に邪気や疲労を感じた時、すぐに立ち上がって腕振り運動をすると、気分がすっきりし、身体の調子も良くなる。
しかも、確実に身体も心も強化される。
これほど良いものはないと思う。

腕振り運動は、1回1回は非常に楽な運動なので、老人向けのように感じ、軽視されることもあるが、どんなに控え目に言っても、まるで運動しないのと比べると、その差はあまりに大きい。
それに、西洋式運動に比べ、自然で、身体と心の根本に作用するので、長く続ければ、本質から身体と心を強化する。
特に、仙骨の機能を磨き上げるという、人間にとって、最も重要なことを行える運動は、西洋の運動にはないが(運動ではなくダンスにはあるが)、この腕振り運動では、それを直接的に行えるのである。
仙人や導師といった超自然的存在も腕振り運動を好む・・・と言うより、腕振り運動で仙人や導師になった者が、慈悲の心を持って、これを人間に教えたのであるとも考えられるのである。
そして、最初に腕振り運動をやり、仙人になったような者は、霊的に閃いて、これを始めたに違いない。
腕振り運動は、気を身体に蓄積するので、生命力を高め、若返ったり、病気が治ったという報告も多い。
腕振り運動を普及させた、電波工学の世界的権威であった関英男博士は、毎朝2千回の腕振り運動を欠かさずすることで、胃癌を医療に頼らずに治し、90歳を超えても世界中を飛び回って研究をしていた。
また、仙人の運動であることから、神通力(超能力)の開発にもつながる。
是非、皆さんも取り組んでいただきたいと思う。








  
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