霊界通信という、霊能者が、あの世に行った死者と対話するというものは、どのくらい昔からあるのか想像も出来ない。
日本では、恐山(おそれざん)のイタコという女性霊媒師(長年の修行が必要なので、おばあさんばかりらしい)が昔から有名だが、アニメの『かぐや様は告らせたい?』の中で、このイタコについて、ごく普通に語られるなど、一般にも知られているのだと思う。
世界的に有名な霊界通信には、あのエマーソンが「人類の5人」に選んだほどの偉大な人物である、スウェーデンのエマニュエル・スウェーデンボルグ(1688~1772。科学者、政治家、思想家)によるものがある。

霊界通信には胡散臭いものもあるのかもしれないし、そもそも、本当にそんなものがあるとは信じない人もいるだろう。
「この霊媒師は本物だ」と言われる人だって、その人が、単に調査能力があり、話も上手い「プロの職業霊媒師」であるだけで、本当に霊界通信が出来る訳ではないのかもしれない。
まあ、今は、故人についての情報は、有名人であればネットで簡単にかなりの調査が出来るので、有名人専門であれば、昔に比べ、職業霊媒師になるためのハードルは下がっているかもしれない。
そして、霊界通信を行うことで金銭を受け取ることが、詐欺かファンタジーかは、やり方によるだろうが、微妙な場合もあるだろう。

ところで、YouTubeの人気チャンネル「『真相を霊視』してゆっくり解説」の動画をいくつか見たが、これが本物の霊界通信かどうかは私には不明ながら、これによってもたらされるものが霊界通信の効用なのだと思った。
どういうことかというと、あの世からの視点を持つことで、この世とか自分の人生を違った目で見ることが出来るということだ。
その「あの世からの視点」は、仮想的なものであっても構わない。
例えば、自分が「もし凄い貧乏だったら」「もし重度の障害者であったら」「もし既に老人であったら」と仮定することで、今の自分の状況は、それほど悪いものではないと思い直すことが出来る。
だが、「もし自分が死んだら」というのは、なかなか考え難い。
しかし、直接は知らなくても、自分が好感を持っていたスターが死後の様子を語ってくれ、その言葉に共感を覚えたら、自分も、あの世からの視点を持てるように感じるのである。
そして、 「『真相を霊視』してゆっくり解説」の良いところは、死んだスター達が皆、非常にポジティブで明るく、誰に対しても、何に対しても、全く、恨み言や否定的なことは言わず、爽やかで、そして、心打たれることを言うので、こちらも気分が良くなるし、死後の世界が楽しいものであると思うことが出来る。
また、本当に霊視しているのか、単に調査と語り方が優れているのかは分からないが、亡くなったスター達が、少なくとも、あまり不自然なことを言わないことも、すんなりと入って行きやすい要因である。
もし、これが、本物の霊視でないとしても、ファンタジーとして許容出来る範囲かもしれない(このあたりは人によっては見解が異なるかもしれないが)。
私も、霊界通信に関しては、スウェーデンボルグも含め、重厚なものや、やや軽薄なものまで沢山見たが、いくら格調高くてもスウェーデンボルグでは時代が違うので思想的に違和感があるし、現代的なものであっても、やはりかなり引っかかるところがあるものが多かった。
イタリア文学の最高傑作と言われるダンテの『神曲』は、おそらくフィクションだと思うが、これも壮大な霊界通信である。
しかし、これも、ダンテが見た霊界の人々が古過ぎることと共に、明らかに、ダンテの、そして、キリスト教の思想の影響が大きく、現代の、特に日本人が、これから人生の指針を得ることは難しいだろう。
そこにいくと、 「『真相を霊視』してゆっくり解説」は、悪影響は比較的少なく、それでいて、ポジティブに人生を客観視することで希望が持てるかもしれない。
坂井泉水さんのファンであった私にも、この坂井さんの霊界通信に不快感はなく、あくまでファンタジーとして楽しむことは出来た。
【YouTube】『ゆっくり解説』全てが謎に包まれた、"ZARD"坂井泉水最後の瞬間を、霊視して解説
他にも、竹内結子さん、尾崎豊さん、志村けんさん、西城秀樹さん、織田無道さん、その他、多くの有名人との霊界通信を行っている。








  
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