沢山の成功哲学、引き寄せの法則の本の中にある無数の事例の中で、最も「純粋」に法則の力を示す、究極と私が思うものが、もう何度も取り上げたが、トーシャ・シルバーの『とんでもなく全開になれば、すべてはうまくいく』の、「第5章 すべて明け渡す」の最初の「死という助言者」だ。
癌で余命3か月と宣告された40歳くらいの女性の話だ。
元々、何事も計画的に行う性分の彼女は、自分の死の準備も計画的に粛々と進めた。
借金を返済し、不要なものを手放し、死ぬ準備をした。
日常でも、無駄な会話をやめ、やりたくないことをするのを一切やめた。
自分がいなくても、世界は困らないことに気づき、外界とは平和な断絶状態となった。
彼女は穏やかだった。
そして、3か月後、癌はひとりでに消えていた。
その後も、彼女は、穏やかで平静なままだった。
ある意味、彼女は、実際に死んだのだろう。
そして、彼女は、創造の力を得ていた。
ある金額を思うと、それがすんなりやってきた。
りんごを思い浮かべると、見知らぬ誰かが鞄からりんごを取り出して彼女に与えた。
お金やりんごが欲しいと思ったのではない。単に、それらを思い浮かべただけだ。
彼女には、必要なものも欲しいものもなくなっていたのだ。
重要なポイントについて、この本には、こう書かれている。
「貪欲なエゴがないので、彼女の思考はたいてい瞬時に物質化した」
これは、私が政木和三さんに言われた、
「欲望をぽーんと捨てなさい」
を実際にやるとどうなるかを示しているので、私は大変に感激した。

成功哲学や引き寄せの法則では、欲望を肯定する。
「欲望は必要です。いや、必要です。それがないと成功のモチベーションが得られない」
と当たり前のように言う。
欲望は強ければ強いほど良いと言われることも珍しくはない。
確かに、それで成功した例も多いのだろう。
しかし、成功した後は、大抵、悲惨なことになってはいないだろうか?
そして、そんなやり方を真似しても、ほとんどの人はうまくいかない。
一方、これも何度も取り上げたが、ある世界最高レベルの投資家は、成功の秘訣は、
「欲張らないこと」
と言ったが、我々には、こちらの方が良いアドバイスになるだろう。

「貪欲なエゴを捨てる」
「欲望をぽーんと捨てる」
「欲張らない」
最初の2つはほぼ同じで、これは、根本的な力を得る方法、神になる方法と言っても良いと思う。
3つ目が、ごく当たり前ながら、本当の成功法則である。
つまり、上の2つがレベル100なら、3つ目はレベル10といったところで、普通の人はレベル3以下だ。
では、どうすれば、レベル10以上になれるかというと、その1つが、神道で言う「穢れを祓う」ことだ。
つまり、「穢れ」とは「欲望」のことで、少なくとも、貪欲・・・つまり、過ぎた欲を祓えば、レベルは上昇する。
それにはどうすれば良いかというと、神社にお参りすれば良いのだが、人によっては、欲望のるつぼになってしまっている神社も多く、行くとかえって穢れると言うのだから始末が悪い。
そこで、日本語を話す日本人の特権である「祝詞」を唱えれば良い。
『大祓祝詞』『一二三祝詞』を唱えても良いし、これは祝詞ではないが『いろは歌』や『あわ歌』にも穢れを祓う強い力がある。
最も簡単には、「トホカミエミタメ(TO HO KA MI E MI TA ME)」を唱えれば良い。
これらは、YouTubeを探しても、良いものが沢山あると思うし、初音ミクさんが歌ったものには高い再生回数のものがあるが、人間が歌うよりボーカロイドが歌った(唱えた)方が良いという説もある。








  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ