今回は、シンプルなアファーメーション(肯定的断言)、あるいは、口ぐせにすると良い言葉を、とてもシンプルな理屈から選択しよう。
「私は〇〇である」形式のやり方になる。
人間にはいろんなタイプがあり、「富」「成功」などの単語を唱える「単語法」が特に向いている人もいれば、長い祈りが向いている人だっている。
その中で、普遍的に効果があるのが、「単語法」と共に、この「私は〇〇である」というものだ。
と言うのは、人間の魂は、「私は」の後に続けた言葉に宇宙的な力を与えるからで、これを良い方向で使えば素晴らしいことであるが、悪い方向に使えばとても不幸なことなのである。
しかし、普段から悪い使い方をして、常に負の効果をもたらし続けている人は多いのである。
しかも、子供の時に、悪い方向に使うよう教育されてしまった人も少なくはなく、その悪影響は深刻だ。
そういったことを矯正する意味でも、「私は〇〇である」を正しく使う方法を知っておくと良い。

人間にとって最も良いことは何だろう?
それは若いということではないかと思う。
若さは無条件で良いことだ。
そして、人間の年齢は心が決めるのである。
ところが、多くの人が25歳になったら、もう自分は若くないと思っているが、それだと実際に老人的になり、自分の可能性を閉ざすことになる。
一方、ラルフ・ウォルドー・トラインの世界的ロングセラー『人生の扉をひらく「万能の鍵」』にもあるように、自分は若いと思っていれば、80歳を超えているのに25歳以上に見えない女性がいる。
『ヒマラヤ聖者の生活探求』には、数百歳でありながら少女にしか見えない女性もいるが、ひょっとしたら、それが特殊なのではなく、普通なのかもしれない。
若くあるための、口ぐせ、あるいは、アファーメーションは、
「私は若い」
と単純である。
単語法なら、「生命」「青春」「若さ」などになる。

次に良いのは、経済的に余裕があることだ。
金持ちであればさらに良いはずである。
これも、アファーメーション(あるいは口ぐせ)は、「私は豊かだ」というシンプルなもので良いだろう。
単語法では、「富」「豊かさ」「余剰」「豊富」「富裕」などだ。

そして、良ければもう1つ、自分の個性であるとか、実際的スキルに関することも加えておくと良いと思う。
職業における技能に関して、誰にも負けないというのは良いことである。
画家や小説家であれば、「私は神の画家だ」や「私は神の小説家だ」というのが最上かもしれない。
ソクラテスが言う通り、本物の能力というものは、内なる神から出るものであるからだ。
あるいは普通に、「私は第一級のプログラマーだ」「私は一流のデザイナーだ」「私は天才的なミュージシャンだ」など、心が鼓舞される表現を選ぶと良いだろう。

特に、アファーメーションや口ぐせの言葉に迷っているなら、基本的で確実に効果のある、これらの言葉を試してみると良いと思う。
現状がどうであろうと、「私は豊かだ」「私は若い」と断言するべきである。
静かに、ゆっくり、丁寧に唱えれば、いつまでも心に抵抗は起こらない。
肯定的な言葉に逆らうのは自我であるが、自我は、冷静さ、穏やかさ、丁寧さの前にひれ伏すからである。








  
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