「アジマリカン」の呪文がなぜ良いのか?
私は、理屈はさっぱり分からないが、確信はある。
元々は、合気道家で山蔭神道の神道家である佐々木の将人(まさんど)氏の著書『数霊のメッセージ』に「アジマリカン」を唱えることを薦めることが書いてあったからだが、佐々木氏は、どんな理由でこれが良いか説明しないばかりか、「そんなこと知らなくていい。唱えれば幸福になるから唱えると良い」と書かれていた。
そんなことが書かれていた、この『数霊のメッセージ』を読めば、理屈でなく信じられたのである。
また、この1冊が良かっただけでなく、いろんな巡り合わせ・・・シンクロニシティともセレンディピティともいえる縁で、より確信が深まった。
1つは、この佐々木の将人氏と、関英男博士(電波工学の世界的権威)との共著『心は宇宙の鏡―いま見えてきた「グラヴィトン」の時代』が稀に見る素晴らしい本だったことがあるが、この本は、私には、内容が良いだけでなかった。
この本の中で、関博士が高次元科学に目覚めたきっかけが書かれていたが、それは、宇宙電波の受信の経験だった。関博士は、宇宙からの信号を受信器からずっと聴いているうちに意識変革を起こしたのだと思われる。
そして、この宇宙電波は「ドーン・コーラス」のようなものではないかと思った。
ドーン・コーラスに関する詳しい説明は省くが、これは、地球の磁気圏と太陽風の相互作用により生じる自然現象で、観測によっては、鳥のさえずりのように聴こえる。
世界的音楽家の冨田勲氏が、自身が制作したクラシック音楽アルバム『ドーン・コーラス』(オーケストラとシンセサイザーの演奏)の中に、本物のドーン・コーラスを、宇宙科学研究所の協力で取り入れている。
私は、アルバム『ドーン・コーラス』が好きで、2016年11月に、東京渋谷のBUNKAMURAオーチャードホールで、冨田氏の遺作である『ドクター・コッぺリウス』(初音ミクさんがプリマを務めた)を聴いた時、『ドーン・コーラス』の中の、特に好きな『パルサーからの呼びかけ』(バッハのコラールのオマージュ)を聴いて感激したものだ。

他にも、私には、佐々木の将人氏に関わるシンクロニシティが沢山ある。
(特に、『ドクター・コッぺリウス』のタイトルにもあるコッぺリウスに関しては、ちょっと壮大なものがある)
1つだけ簡単に述べると、宇宙人コンタクティーとして知られるジョージ・アダムスキーが、著書の中で「スーツは一着あれば良いが、それを得られないなら私が愚か者だ」と書いてあるのを見て感動したのだが、それとほとんど同じことを、佐々木氏も何かの本で書かれていた。
そして、佐々木氏の人となりを感じた次のお話を、やはり、佐々木氏のどれかの本で読んだ。

佐々木氏の奥さんの両親が佐々木氏の家にやって来て、奥さんは大変に喜ばれた。
だが、奥さんが引き留めたのだと思うが、ご両親の滞在がついつい長くなり、日数が経ってしまった。
奥さんが子供に戻ってご両親に甘えるのも、少しの期間なら良いが、こう長くなってはあまり良くないが、追い出す訳にもいかない。
そこで、佐々木氏は、師の中村天風の教えを思い出した(どんな教えだったか、私は憶えていないが)。
そして、ある晩、夕食の時、佐々木氏は、奥さんのご両親に「明日、お帰り下さい」と言った。
奥さんは泣いて部屋から出て行ったようだ。
翌日、奥さんの父親が帰り支度をしているところに佐々木氏が行って、
「何をしておられるのですか?」
と尋ねると、父親は怪訝そうに、
「昨晩、あなたが、明日帰るよう言われたから、支度しているのです」
と答えたら、佐々木氏は、
「だから、明日、お帰り下さい」
と言った。
私は、中村天風の教えの部分は忘れたが、この話に感じるものがあったのである。
結局、ご両親は、亡くなるまで佐々木氏の家におられたようだ。

他にも沢山の、偶然に知った理由があるが、こんな佐々木氏が「唱えれば幸せになる」と言うなら、疑うこともない。
理屈の長い言葉で言われるよりも、直観で感じた方が良いことも多い。

「あじまりかん」に関しては、還暦過ぎの現役プログラマーだという斎藤敏一氏が、詳しく説明した2冊の本があり、ベストセラーにもなっている。
長年に渡り、大変な労力をつぎ込んで研究した成果であり、人によっては価値ある内容と思う。
だが、私から見れば、日本史・神話オタクである斎藤氏の、超マニアックな個人的な思い込みの斎藤ワールドであり、説得力はゼロだった。
ただし、あくまで、私にとってである。
それに、決して批判ではない。
ここまで自分の世界を作ることが出来る斎藤氏は大した人だと思う。
とはいえ、あくまで彼の「マイ・ストーリー」であるのだと思う。
ただし、実際は、私の読み方が足りないのかもしれないし、実際、歴史に関する部分は、マニアック過ぎてとても付き合っていられず、ほとんど飛ばし読みした。
参考になればと思う。












  
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