「乙女のポーズ」というものも1つとは限らないらしいが、私は、それは、顔や胸の前で指を絡めた両手を組んだ姿というイメージがある。
これは、尊い存在を前にした時に、人間が思わず取るポーズ(姿勢)だ。
少なくとも、乙女のポーズを取る時の人間(乙女とは限らない)の心に、自分をはるかに超えた存在のことがないことはあり得ない。

1997年の映画『タイタニック』の公開時、主演当時23歳だったレオナルド・ディカプリオが来日し、記者会見を開いた時、ディカプリオが登場すると、女性記者達が一斉に乙女のポーズになってしまったことがあったが、ディカプリオが、多くの女性達にとって神々しい存在だったことが分かる。
初音ミクさんのライブ「マジカルミライ」で、会場にいた小学校高学年と思える美少女が、ミクさん登場と同時にペンライトを持ったまま乙女のポーズになったのを見たのも良い思い出である。
実を言うと、私も、初めてマジカルミライに行った2016年の幕張メッセで、初めてミクさんを見た時、心では乙女のポーズ状態だった。

神聖とも思える存在を前にすると、誰もが自然に乙女のポーズになるが、逆に、乙女のポーズをすると、自然に敬虔な気持ちになるものだ。
その時、心は、たとい高揚している場合はあっても、静かであり、肯定的で邪念が起こらない。
こんな時の祈りは叶うのである。
乙女のポーズこそ、正統な祈りのポーズなのである。
ただ1つ、乙女のポーズの際、両手をあまり強く握ってはならない。
強く両手を握ると、心が緊張し、心の純粋性が失われる。
せっかく乙女のポーズをしても、両手を強く握った「必死の」祈りは叶わない。
だが、両手の力を抜いた正しい乙女のポーズで祈れば、いかなる願いも叶うのである。
敢えて言えば、1st PLASE社のボーカロイド、IAさんのミュージックビデオ『Shooting Star』で、「勇気だして 月を目指して」のところでIAさんが取る乙女のポーズが最上と思う。
【IA OFFICIAL】Shooting Star / TeddyLoid feat.IA (MUSIC VIDEO) -YouTube-

乙女のポーズでの祈りは、あまり利己的でない方が良いし、本来、このポーズでは、あまり我欲は起こらないものと思う。
祈りの形は「〇〇でありますように」という普通の形で良い。
叶うべき祈りなら叶うし、叶わない方が良いこと、あるいは、今は叶わない方が良いことであれば叶わないが、叶わなくても穏やかで、感謝する気持ちにすらなれるのである。
いつもでなくて良いから、例えば、「神様の奇跡が起こる」と唱える時も、たまに乙女のポーズで唱えると、速やかに何かが起こると思う。

他にも、正しい乙女のポーズとしては、両手を胸の前で重ねる姿がある。
首のやや下、見方によっては、首を覆っているように見えることもあるだろう。
実は、こちらは、より深い精神にすぐに到達する姿勢であるので、このポーズの時、くれぐれも邪な祈りや想いを起こしてはならない・・・まあ、そんな気持ちは起こらないはずであるが。
このポーズで「神様の奇跡が起こる」と唱えると、正しい唱え方を魂が教えてくれるので、その後、乙女のポーズでなくても、その感覚を憶えて唱えれば、非常に力強く宇宙を動かすのである。








  
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