『世界一かんたんな自己実現法』(ジョセフ・マーフィー著。 富永佐知子訳。きこ書房。原書: THE BEST OF DR.JOSEPH MURPHY )に、 ミニー・ルイーズ・ハスキンズ(1875〜 1957)の、『時代の門(The Gate of the Year)』という詩が引用されている。

時代の門

時代の門の前で立つ男に告げた
「未知のはざまに恙無く(つつがなく)入れるよう われに光を与えたまえ」
すると男は答えた
「闇のなかへ向かい 神の御手にその手を重ねるがよい
光を持って歩むより 知りたる道を進むより
そなたにとって よろしかろう」

翻訳者の富永氏は、マーフィーの考えはこの詩に集約されていると指摘している。
しかし、ミステリアスな詩と思う。
が、言っていることは明白ではないだろうか。
宗教的な言い方をするなら、「神の導きに従え」ということだが、もっと簡単に言えば、「神を頼れ」ということだ。
これでもまだ、宗教的で抵抗があるというなら、富永氏も書かれていたが、自分の心に備わった力(潜在意識の力)を信じれば、全て思い通りになり、何も恐れることはないということだ。
つまり、人間の内部に神の力が宿っているのである。

だが、おかしなことに感じるが、どうすれば神を頼れば良いかが、現代人は分からないのだ。
単に、小さい子供が親を頼るようにすれば良いのであえるが・・・
「南無阿弥陀仏」という念仏がまさに、阿弥陀如来という宇宙最強の仏様に頼るという意味なのであり、この念仏を唱えれば良いのである。
ただ、現代人としては、この阿弥陀如来という仏様が、その原語であるアミターバ(無限の光)、あるいは、アミタ―ユス(無限の生命)の通り、無限の知恵と力・・・つまり、絶対神のようなものであると理解した方が良いかもしれない。
それで納得出来れば、念仏こそ最強である。
しかし、念仏には宗教の手垢がついてしまっていて、現代人は、そうそう素直に念仏を唱えることが出来ないかもしれない。
それなら、ここで度々取り上げる言葉「神様の奇跡が起こる」を唱えれば良い。
この言葉が即ち、神を信頼することである。

スーフィー(イスラム教神秘主義)に、こんな言葉がある。

神を信頼しろ
だが、ラクダはつないでおけ

私は当初、これを、「神様を信頼して全てまかせれば良いが、自分で出来ることは自分でしろ」という意味と理解していたし、一般にもそう信じられていると思う。
それは別に間違いではないと思う。
しかし、深く洞察すれば、ラクダとは人間の心であり、それはさ迷い易いので、ちゃんとつないでおけという意味だと思った。
では、どうすれば、心であるラクダをつないでおけるのか?
それが、念仏であり、アファーメーションや自己暗示である。
法然が、「常に念仏を唱えよ」と言った通り、我々は常に、念仏、アファーメーション、自己暗示、肯定的なつぶやきをすれば良い。
七田眞氏の著書『奇跡の超「右脳」開運法』に書かれているエピソード・・・ホームレスの男が、「神様の奇跡が起こる」とずっと唱え、1億円の宝くじを2回当てたように。
ジョセフ・マーフィーは、いろいろな著書の中で、「富」「成功」「富、成功」「歓喜、成功、富」といった言葉を唱える「単語法」をいうテクニックを紹介し、これらの言葉(の1つ)を、数多く唱えることを薦めているが、これも「ラクダをつなぐ」ことである。

引き寄せの法則の本は、「つまるところ、何をすれば良いのか」が分からなかったり、分かっても、そのやることが難し過ぎたり面倒過ぎたりするが、念仏、あるいは、アファーメーション、あるいは、単語法なら、誰でもすぐに出来る。








  
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