引き寄せの法則に関し、
「あなたはなぜ引き寄せがうまくいかないのか」
「こうやれば引き寄せが出来るようになる(これを知らないから出来ない)」
といった調子の書籍が沢山出ている。

だが、引き寄せなんて、ちっとも難しいものではなく、子供でも出来るし、ある意味、動物や虫でも出来る。
一方で、ジョセフ・マーフィーの潜在意識の法則の本や『ザ・シークレット』に載っていたようにやったが、お金もスポーツカーも彼女(彼氏)も出来ないという人が多い。
なぜ、引き寄せがうまく出来ないのかというと、理由は1つで、「熱意が足りない」だけである。
この点は、インドの聖者ニサルガダッタ・マハラジも端的に指摘していたと思う。
スティーブ・ジョブズも、有名なスタンフォード大学の卒業式のスピーチで「ハングリーであれ」言ったことが、それを簡明に示している。
言うまでもなく、ハングリーであることが強い熱意を起こすからだ。
逆に、ハングリーでもないのに、何かを得られるはずがない。
アインシュタインも言ったものである。
「空腹でない猛獣に、鞭で無理矢理、餌を食べさせることは愚かだ」

引き寄せの本には、「目標は大きい方が良い」みたいなことが書かれていることが多い。
目標が大きければ熱意が湧くなら、それで良いが、大抵はそうはならない。
働いたこともないニートが、「目標年収5千万円」なんて言っても、そりゃ、そんなことが叶えば嬉しいなあとは思うかもしれないが、熱意なんて全く出ないに決まってる。
親がそこそこの収入があり、自分は家でゴロゴロしゲーム三昧でも美味しいものが食べられ、いい服も買ってもらえるのに、働いたり、お金を稼いだりする熱意は出ない。
ところが、そんなニートが40代、50代になり、親が死んで生活が出来なくなった時でも、残念なことに、自分で働こうとか、自分でお金を稼ごうなんて熱意は起こらないのである。
社会が、高齢のニートを受け入れるはずがないことくらいは解るので、不安が大きくて働こうなんて熱意が湧かないのだ。
つまるところ、ニートがなぜ悪いかと言うと、熱意を持てないので、引き寄せが出来ないことだ。

では、年収300万円の人は、年収500万円くらいに目標を設定すれば良いのかというと、それも、それで熱意が持てるかどうかの問題なのである。
「今は年収300万円だが、どうしても500万円にしたい」という熱意があれば簡単に叶うが、大抵は、年収300万円であることに不満を持ちつつも、多くは求めないものなのだ。
年収が高い人を見て、「自分も絶対こうなりたい」という熱意を持てれば幸いである。

では、こんなのはどうだろう。
若い男なら、「可愛い彼女が欲しい」という、かなり強い熱意を持っているはずだ。
だが、多くの場合叶わない。
これは現代の特徴だ。
本当は叶うはずのものだが、今の時代は叶わないことが多い。
理由は簡単だ。
それは、「彼女が欲しい」という熱意はありつつ、「俺に本物の女の子の相手なんて無理」などという、負の熱意があるから。
もっと簡単に言えば、熱意が歪んでいるからだ。
けれども、これを論じだすと、やっぱり、「なぜ引き寄せが出来ないのか」の不毛な話になってしまう。
だが、大丈夫だ。
解決策も簡単なのだ。
それは、「女のことなんか忘れてしまう」ことだ。
そうすれば、自然な熱意が湧いてきて、あっという間に、理想的な彼女が出来るのである。

私の知り合いの成功した経営者達の本棚を見る機会がよくあるが、皆、何らかの引き寄せの本を1冊は持っている。
逆に言えば、あるのは大抵1冊で、そのことが印象的だ。
どの引き寄せの本も同じなのである。
そして、本当は、読むまでもないのだ。
ただ、「願いは叶うものだ」ということを知っていれば、それで良い。
だが、そんなことを教えてくれる親や教師は滅多にいないので、1冊は読んでおくと良いだろう。








  
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