Excel VBAを勉強している上(もちろん、他のことでも良いが)、念仏や「アジマリカン」の呪文を唱えているのに、思うようにいかない人がいるが、それはなぜだろう?
私もとても疑問だった。
うまくいかない理由は運がないからだが、呪文を唱えれば運が良くなるはずである。
表面的には、経験が足りないとか、コミュニケーション能力がないということだろうが、そんなもの、最初は誰にもない。しかし、うまくいく人はうまくいく。
マイケル・J・フォックスの主演映画『摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に』で、カンザス州から成功を夢見てニューヨークにやって来た若者ブラントリーは、ある会社に行き、「働かせてくれ」と言うが、即座に断られる。
ブラントリーが、なぜ駄目なのか尋ねると、「経験がないから」と言われる。
そこで、「働かないと経験出来ないでしょう」と食い下がると、相手は、「経験積ませると辞めちゃうので雇わない」と言う。
そんな中で、経験のないブラントリーに道が開けたのは、前向きな姿勢があったからだ。
前向きであれば、運も開ける。

だが、人間というのは、無理に前向きにならなくても、元々、前向きなものだし、そうであれば、運を掴める。
そうでないのは、余計なことを考えるからだ。
呪文を唱えていれば、余計な思考が消え、本来の状態になる。
そうすれば、嫌でも良いことが起こる。

早い話が、うまくいかないのは、呪文が足りないのだ。
嘘みたいだが本当だ。
呪文が足りない人は、余計なことを考えて思考が乱れている。
脳科学の研究によれば、人間は、1分に300もの言葉を頭の中でつぶやいている。
なら、呪文(「大丈夫」程度の言葉でも良い)で統御しなければ、思考が乱れて当たり前だ。
だが、嫌々呪文を唱えても長続きしない。
「何か楽しい」って思えないことは続かない。
では、どんなことが楽しいのかというと、どこかロマンを感じることだ。
キリスト教徒なら、聖書の中に、ロマンを感じる言葉の10や20はすぐに見つかる。
彼らは、単に、それを真面目に唱えれば、必ずうまくいく。
かつてのアメリカ人は、それでうまくいっていたのだ。

日本人の庶民の多くが幸せが薄いのは、会社や学校のスローガンはよく覚えているのだが、そんなものにロマンを感じないので、心が前向きにならないからだ。
そこで、会社や学校、あるいは、何であれ、組織のスローガンは、全部、きれいさっぱり忘れ、絶対に唱えないことだ。
そして、自分がロマンを感じる言葉を選び、唱えることだ。
くれぐれも言う。
会社のスローガンも、学校のスローガンも、地域のスローガンも、政党のスローガンも、アイドルのスローガンも、家庭のスローガンも、人気者のスローガンも、宗教団体のスローガンも、ボランティア組織のスローガンも、何かの宣伝の中のスローガンも、アニメのスローガンも、インフルエンサーのスローガンも、とにかく、押し付けられたもの(押し付けてきていると感じるもの)は、例外なく拒否しなければならない。
うまくいかない人は、何かしらの、組織や他人のスローガンを受け入れているのだ。
自分で選んだものでさえあれば、他人と同じものでも、同じものを唱えている人が沢山いても構わない。
しかし、自分で選ぶことだ。

例えば、「初音ミクは俺の嫁」はどうかというと、この言葉で本当にロマンを感じる人は少ないのだ。
ただ、「ミク」だけなら、案外にうまくいく。
あるいは、「愛」とか「調和」といった言葉(あるいは、そのいくつかの繰り返し)は、選びやすい。
だが、とにかく、言葉は何度変えても良いが、自分で選ぶか作ること。
そして、言葉が決まれば、ひたすら唱えれば、運に恵まれることは間違いない。








  
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