主に社会的な面なのだが、人間を分けるのは、たった1つのことなのだから、それを、小学校で1年生に教えてやって欲しいし、それ以前に、親が教えてあげるべきである。
だが、教師や親自体がそれを知らないのだ。
その、人間を分けるたった1つのこととは、「明確な目標を持っているかそうでないか」である。
30歳くらいになって、「明確な目標」と聞かれて、別に人に言う必要はないが、自分にはっきり即答出来ないようなら、見込みはないと思う。
とはいえ、別に、30歳が期限というのではなく、30歳で持てないなら、40歳や50歳では、もっと持てなくなる場合が多いという意味だ。
だから、何歳だろうと、明確な目標を持つことが出来れば優良なグループの人間になれるのである。

ただ、明確な目標を持っているようであっても、その目標が現実的でないという人も多い。
確かに、常識外れの大きな夢を持っている素晴らしい人もいるのだが、ただの妄想を大志と思い違いしている人はやはり多い。
ジョセフ・マーフィーの著書『人生に奇跡をおこす』に書かれていたが、ある若い女性が女優になることを夢見ていた。
「私、女優になるつもりです」とキラキラした目で言う人に対しては、「高い困難な目標だが、叶わない願いはない。頑張れ!」と言えば良いと思っている人も多いと思う。
だが、マーフィーは、その女性に対し、「子供の夢は卒業しろ」と窘(たしな)めた。
マーフィーは、いかに大きな目標でも否定するような人ではない。
では、なぜ、マーフィーはそのように言ったのだろうか?
それに関して、分かり易い話がある。
チン・ニンチュウの著書『誰でもちいさなことで大切な願いがかなえられる』に、スーパーモデルになりたいという女性の話がある。
もし、本当にスーパーモデルになりたいなら、必要なことをしないといけないのは当然だ。
アイスクリームを食べることを諦め、友達と遊びに行ったり、おしゃべりをすることもやめないといけない。
トレーニングやレッスン、それに、オーディションや営業など、スーパーモデルになるにはお金も時間もかかる。
他にも、沢山の厳しい現実に打ち勝っていかなければならない。
そんな現実的なことを考えると、スーパーモデルになることは、そんなに魅力的なことではないし、他にやりがいのある自分に向いたことも沢山あることに気付くだろう。

早い話が、目標のために必要な犠牲を進んで払う覚悟があるかどうかが、「本当の目標」と「子供の夢」の違いだろう。
今は、YouTuberになりたい人が多いらしいが、それなら、良いビデオを作るための、技術的、芸術的な知識・能力を得る努力をする必要がある。
また、視聴者に喜んでもらえるテーマを見つけ、それを面白く、また、印象深く表現することが出来るようになるには、勉強したり、いろんな仕事や、その他のことを実践し経験を積む必要がある。

コンピュータープログラマーになるのはどうだろう?
私は今の時代、「どうやったらプログラマーになれますか?」などと聞いたり、プログラミングを教えてくれる学校に行きたいと思うようなら、まあ、見込みはないと思う。
今は、プログラミングをやるのに十分なパソコンも安く、開発ツールはタダだし、良い本がいっぱい出ている。
そして、ネットに必要な情報がいくらでもある。
価値のないネット情報に何度も騙されて痛い目に遭えば、良い情報を選ぶ目も出来るが、それは武器と言うより、最低必要な能力だ。
だから、リスクヘッジをしながらも、大いに痛い目に遭う必要がある(笑)。
これがちょっと昔なら、多くの人が、かなり高いパソコンと開発ツールを自分で買い、それと本だけで(これも沢山買えばかなりの出費だが)プログラマーになったのだ。そんな頃は、ネットで騙されないと言っても、偏見に満ちた、権威のありそうな本に騙されることも多かったのだ。例えば、「プログラマーになるにはCOBOLは出来ないといけない」とか(笑)。

そもそも、自分の願いが「本当の目標」か「子供の夢」かは、二十歳にもなれば自分で分かると思う。
世間では「叶いっこない」と言われる高い目標に挑むのは自由だが、言い訳は一切出来ない。つまり、全責任は自分にあることが分からないなら、やっぱりそれは子供の夢なのだ。

ところで、目標設定の技術を教える自己開発プログラムやセミナー、あるいは、書籍にも注意した方が良いと思う。
それらには、長期目標、中期目標、短期目標をそれぞれ定めるだけでなく、今年の目標、今月の目標、今週の目標、さらには、今日の目標まで書かされることがある。
それはやり過ぎだと私は思う。
目標設定は大切だが、目標設定だけでうまくいく訳ではないからである。

適切な目標の立て方なら、引き寄せの古典であり、現在でも引き寄せの最良のテキストである『イット・ワークス』をお薦めする。
この本を使えば、後は、人生を真面目に生きる志があれば、そんなに苦労せずに、明確な目標を持つことが出来るようになるだろう。
翻訳のKindlke本を誰かが180円で出してくれている。十分に良い訳だ。
だいたい、目標設定の技術が、数十万円とか百万円以上のプログラムやセミナーのはずがないのだ。
そんなもの、本当は学校でタダで教えるべきことだが、学校というのは、有益なことは教えない場所だから仕方がない。
そもそも、子供の夢でない本当の目標を持った教師などいない。
いずれにしろ、この本が大変に役に立つと思う。








  
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