昨日の午前中、ちょっとテレビを付けたら、人気アナウンサーの羽鳥慎一さんが司会を務めるワイドショー番組をやっていて、少し見ていたが、羽鳥さんの進行手腕を見ていたら、羽鳥さんって、本当に頭が良いのだなあと、つくづく思った。
ところで、その中で、スポーツトレーナーらしい人が、「痩せる運動」をいくつか実演した。
その中に、足をやや広く広げて立ち、背筋を真っすぐにして、20センチ程度の振幅でスクワットを繰り返す運動を紹介し、羽鳥さんと、コメンテーターの玉川徹さんもやらされていた。
まず、49歳の羽鳥さんの身体つきがすらりとしていることが印象的だった。よく節制しているのだと思う。
ところが、かなりの高校球児でもあった羽鳥さんが、全然ついていけない。
尚、玉川徹さんは、57歳ながら、やはり引き締まった身体付きで、普段から鍛錬しているらしく、この運動を羽鳥さんよりずっとこなしておられた。

しかし、こんな運動、普通の人は決してやってはいけないと思う。
運動というのは、1年365日、毎日やってこそのものである。
あんなシンドい運動、まあ、普通の人なら、3日と続かないと思う。
そして、それで、運動とは苦しいものだという思い込みを強め、何もしなくなるのだ。
また、運動というのは、日常の動作とかけ離れていてはいけない。
ただ、かつては、人類がよくやっていたという動きであれば、今の人間の身体も、そんな動きが出来るようになっている可能性が高いが、あの変形スクワットのような動き、現代でも古代でも、世界のどこでも、人類はやってなかっただろう。

私は、スクワットや腕立て伏せは、かなり熱心にやっていたことがあり、腕立て伏せなら連続で240回を毎日やっていた時期があるが、肩を壊して、回数を上げるのはそこでやめた。
それらの運動は高校生の時からやっていたが、若い時でも、思い起こせば、身体のあちこちに違和感があったのは、それらの運動のせいかもしれない。
やはり、どこか不自然なのだと思う。
筋トレを熱心にやっているスポーツ選手が、引退後、身体が駄目になっていたり、健康そうに振る舞っていても、実は、かなりあちこち壊れ、悲惨な状態であるという話も珍しくない。
スポーツトレーニングというのは、あくまで、競技のために身体を壊してでもやるもので、健康のためのものでは絶対ない。
しかし、健康のために、スポーツ選手の真似をした運動をしている人が多いのは、おかしなことである。

最も良い運動は、間違いなく歩くことだ。
ただし、競歩のように不自然に速く歩くのではなく、普通に歩くことだ。
ところが、この最も良い運動をせず、どこに行くにも(朝のゴミ出しさえ)車で行く人が多く、今は、子供の時からロクに歩かず、親が運転する車に乗ってばかりの者も多いだろう。
ドワンゴ創業者の川上量生さんが、自分は引きこもって家にばかりいたが、幸い、住んでいたのが2階建ての家だったので、階段の昇り降りが良い運動になり、体力を保てたと昔、ブログに書かれていたが、これは全く納得出来る。もちろん、用もないのに階段の昇り降りをする必要はないが、家の中でも怠惰にならずに動いていれば、それが最良の運動になる。
また、イギリスの特殊部隊の教官だったと思うが、家の中で、なるべく立っていることも立派な運動だと本に書いていたが、これが、普通の人が覚えておくべき運動の心構えであると思う。
日常の生活に運動を取り入れていれば、普通の人が取り立ててトレーニングする必要はない。
ダイエットのため・・・とか言う人もいるかもしれないが、適切な食事を心がける以外のダイエットなど、決して存在しない。

ただ、私は、腕振り運動(せい手(しゅ)とか、スワイソウ等と呼ばれる)と、大東流合気柔術式の四股は毎日欠かさずやっている。
腕振り運動は、簡単なもので、検索すればいくらでも見つかる(腕振り運動を利用した変な商売のサイトがあるから注意しないといけないかもしれないが)。
大東流合気柔術式の四股のやり方は『佐川幸義 神業の合気』に写真入りで載っている(下にご紹介する)。
ただ、別に、この四股をやらなくても、足踏みで十分と思う。実際、この四股は足踏みに近い。
ただし、小学校でやらされたようなコミカルな(笑)足踏みではなく、もっと、ゆっくり優雅にやるべきだ。
片足をゆっくり上げ(膝が水平か、それよりやや高くなる程度)、静かにそっと足を床に下ろす。2階でやっても、下の部屋の誰にも気付かれないようにね。
それを、左右合わせて百回もやれば、適度な運動になり、毎日欠かさずやればかなりの効果があるだろう。
後は、個人的に、堀部正史さんという武術家が創った骨法という武術の、コンパクトな打撃技に惚れ込み、『喧嘩芸骨法』という本をテキストに練習している。
その他、55センチ程度の木刀を振っているが、これはなかなか楽しい。この長さだと、部屋の中でも出来る(私は176センチでリーチ長め)。













当ブログ著者、KayのAI書。
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そのために、新たに数学やプログラミング、難しいAI理論を学ぶ必要はありません。
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