また、2012年の週刊文春の、宗教人類学者、植島啓司氏の記事を思い出す。
そして、ポップスター、ジョージ・マイケルの、「スーパースターになるために何か特別なものがあるんじゃない。むしろ失われているんだ」という言葉の重大さを、しみじみ感じる。
ジョージ・マイケルに欠けているものが何かは分からないが、植島氏は、初音ミクさんのコンサートに行って、ミクさんに圧倒的に欠けているがゆえに、それが彼女の武器になっているものが分かったが、それは「成熟」だと明言している。
「世界の全ての記憶」 植島啓司 14

絵を習ったことがないのに、天才的なデッサンを描く7歳の少女がいた。
彼女は話せなかった。
脳の言語に関わる部分に障害があるのだが、その欠陥のために、絵を描くための脳の領域が異様に発達したらしい。
そして実際、言語能力が発達してくると(それに関わる脳障害が修復されると)、天才的な絵の能力も消えてしまった。

2016年、当時、MITメデイァラボの所長だった伊藤穣一氏が、ホワイトハウスで、当時のオバマ米大統領と対談した際、伊藤氏はアメリカの動物学者テンプル・グランディンの言葉を引用し、
「モーツァルト、アインシュタイン、ニコラ・テスラらが現代に生きていたら、皆、自閉症と診断された」
と言い、それに対し、オバマは、
「人を人たらしめているものは欠点だ。欠陥があるからこそ、アートや発明がある」
と述べた。
(「WIRED」Vol.26より)
ちなみに、伊藤穣一氏も初音ミクさんが好きだと、彼のTV番組で言っていたと思う。彼のミクさん評も聴いてみたいものだ。

日本の学校では、皆を、「前に倣え」と同じにし、欠陥を許さない。
よって、天才は存在しえなく、いたら消されてしまう。
まあ、怠惰や、食いしん坊や、ドスケベは、欠陥ではなく、単なる、放埓(勝手きまま)であり、そこには規律を加える必要もあろうが、本物の欠陥は容認すべきである。
天才は、普通の大人には我慢が出来ないほど変なものだと思う。
では、天才が特異な能力を発揮するのはどんな時かというと、間違いなく、世界に溶けてしまった時である。
砂糖がコーヒーに溶けて消えるように、世界と1つになった時だ。
自分が消えないと、いくら天才でも、ただのおかしな人である。
道元が言ったように、「仏道とは自己を忘れること」である。
その方法はいくらでもあるだろう(このブログのメインテーマの1つでもある)。













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