人間は、神に作られた実験ロボットのようなもので、大いに活動してデータを収集しなければならない・・・とする。
言い方が悪かったかもしれないが、基本は、だいたいこれで合っていると思う。

すると、自然に考えて、活動の幅が広い方が良いのだが、それにはまず、基本的に、知力、体力、そして、知識、経験が多い方が有利である。
実際は、容姿の良さや、人柄みたいなものが強い武器にはなるのだが、それらは、生まれつきであったり、自分でなんとかするのが難しい部分だ。
そこで、活動力を上げるため、身体を鍛え、勉強して知識を蓄え、なんとかして知性を磨くことが必要だが・・・知性を磨いているつもりで、知性を鈍化、あるいは、破壊しているケースも多いのだ(笑)。

そんな訳で、他人のことはどうでもいいので(笑)、自分の知力、身体能力を磨こうと思う。
それには、最新の研究とテクノロジによる手法も沢山あるが、知性や身体の力を向上させるアカデミックな方式や大企業発のテクノロジーって、ロクなものがない。
そりゃ、それらは、受験に受かるとか、スポーツ競技で好成績を上げるためには有利なことはあるだろうが、それらは、根本的には、知性を崩壊させ、身体も駄目にすると考えた方が良い。
だって、それらは、利益が目的でやっているのであり、真の知性や身体の向上なんて、どうでも良いのだからだ。
そして、金だけ目的のものって、頭と身体に悪いってのは当たり前過ぎることだ。実際、それらは、コストがバカ高い(笑)。真の知性や身体の力を磨くのは、無料が原則である。

古代からある、知性、身体の強化といえば、ヨーガや仙道といったものがある。
いうまでもなく、これらの全部が良い訳ではなく、それどころか、大半はやっぱり金儲け目的で、上に挙げた現代的なものと似たようなものだ(優るか劣るかは論じない・・・というかどうでも良い)。

ここでは一例を挙げる。
仙道研究家の高藤総一郎さんの本は、古いものは非常に高価で、私はそれらを処分してしまったが、保管していればかなり儲かったかもしれない。
しかし、比較的新しいものも、絶版のものが多くなり、プレミアが付き始めている。
それは、長い年月をかけて支持を得た証拠なのだから、一定の価値があると考えても良いだろう。
まあ、怪しい部分もあるかもしれないが、良い部分を取ればよく、良い部分はあると思う。

で、私が、高藤さんの本で一貫して感じることは、「気の長さ」「根気」といったものだ。
今に限ったことではないが、大衆が大好きな訓練、学習は「1日3分で」とか「わずか3日で」といったものだ。
高藤さんのは、それと真逆だ。
ただし、「腕立て伏せを毎日千回」といったような無茶は言わない。
高藤さんの紹介する仙道の訓練には、お腹を膨らませたり引っ込めたり、肛門を締める、その他、簡単な動作のものが主体であるが、その回数は、数百、数千という単位だ。
そして、超一流のスポーツ選手や武道家の中には、そんな訓練をする人が多いのだ。

私がやっていることで言えば、腕振り運動や、大東流合気柔術式の四股を、毎日、何百、何千とやっているというものがある。
知性であれば、深遠な書を、何百回でも暗記するまで読むということも考えられる。
難しいことではないので、後は、各自で工夫すれば良いと思う。













当ブログ著者、KayのAI書。
AIを作るために大切なことは、数学やプログラミングやAI理論ではなく、AIを作るための考え方です。
問題を推測問題に変換すること、そして、AIに学習させるデータには、どんなものが必要か考えることが大切です。
例えば、「占いAIを作ろう」なんて人がいますし、実際、「占いAI」なんて名前のもあるかもしれません。
しかし、占いAIを作るための膨大で細かく整理されたデータのことを考えたら、私なら、作る気になれません。
そんなことが分かることが大切なのです。そして、楽しい実習を通じて、それが分かるように書いたつもりです。
個人的には、最も面白いのは「モンティ・ホール問題」の項と思います。
  
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