人間が、自己の最高の実力、あるいは、実力以上の力、さらには、超能力を発揮するのはどんな状態の時か?
それは、奇跡的な幸運や、あるいは、奇跡そのものを起こす時の人間の状態とも一致すると思われる。
それがどんな状態かと言うと、一言で言えば「無の境地」である。無我とか忘我とか没我とも言うし、至高体験とか大洋感情、そして、近年では、フローとかゾーンといった言い方もされるようになった。
古代から、シャーマンや苦行者が求めていた状態が、それであると言って良いと思う。

発明家の政木和三さんは、子供の時に、毎日、腹式呼吸の訓練を続け、1分で1回の呼吸になった時に、その状態(無我、ゾーン)に入り、全く勉強したことはなかったが、母親が読んでいたお経の意味が自然に解ったと言う。
政木さんは後に、無我になるには、脳波をシータ波に下げれば良いと気付き、簡単に脳波をシータ波に下げる装置「パラメモリ」を開発し、販売した。
現在、パラメモリと同じ効果がある、GeniLax(ジニラックス)というスマートフォンアプリ(Android、iOS用。iOS11には未対応)を、J-DATA株式会社が開発し、無償で公開してくれている。

だが、結局のところ、政木さんは、超能力を発揮する状態になるのに最も大切なことは、欲望を捨てることだと言われたのだと思う。
つまり、欲望があるうちは、いくら、パラメモリやGeniLaxを使っても、脳波はシータ波にならず、無我にならない。
だから、奇跡も起きない。
しかし、人間が欲望を捨てるのは、極めて難しい。
将棋や囲碁の名人は、対局中、脳波はシータ波になっていることが多いと言われる。
だが、やはり、「勝とう」という欲望があるうちは、脳波はシータ波にならず、無我でなく、つまり、超人的能力を発揮することはない。
そういえば、関沢新一さんが作詞した、美空びばりさんの曲『柔』(現在まで195万枚超の売上)の歌詞の最初は、
「勝つと思うな 思えば負けよ」
であったが、関沢新一さんは、本物の武道家に極意を聞いたのだという話がある。
そして、この後の歌詞が、
「負けてもともと」
であるように、諦めというのとは違う謙虚さが必要なのだと思う。

政木さんは私に、「欲望をぽーんと捨てなさい」とは言われたが、どうもこいつ(私のこと)は駄目だと思われたに違いない。
そこで、親切にも、もっと簡単な方法を、こっそり教えてくれた。
それを披露するので、各自、工夫して使っていただきたい。
政木さんは、こう言われた。
「私はね、お金なんてちっとも欲しくないんです。でも、どんどん入ってきてしまうんです」
政木さんは、当時、1年で1億円超を納税されておられた。













当ブログオーナー、KayのAI書。
自分でニューラルネットワークや深層学習フレームワークを開発しようという人(天才級に頭が良い人です)には、全く無用な本です。
AIを使いたい(作りたい)が、線形代数や編微分やPythonプログラミングに熟達する気はなく、AnacondaやJupyter Notebookのインストールや、それらの中のライブラリの不整合等で苦労する趣味のない方で、Excelなら最低限使える(あるいは使えるようになる)方には、この本がベストと思います。
Chapter.1なら中学生でも出来ると思います。その後も、なるたけ、面白いと思えるテーマを集めたつもりです。
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ