どうも人間は、無理に勉強しない方が良いようだ。
いや、スポーツや武道の訓練もそうだと思う。

どういうことかというと、無理に何かを覚えたり、無理に何かを出来るようにならない方が良いということだ。それは実は不合理なのだ。
学校の試験や、受験のための勉強は頭を悪くしてしまうのである。
一方、何かを、好きで淡々と繰り返すうちに自然に習得すると、それは役に立つ能力になる。
そもそも、試験のための勉強ほど役に立たないことはないだろう?

武道でも楽器の演奏でもスポーツでも、基本と言われるものがあるが、その基本が実は間違っていて、「昔はこんなことを基本だと言って真面目に練習してたんだ」と笑いながら言うこが多かったし、これからも多いはずなのだ。
それで言えば、下手な指導なんて受けない方が良い。
だいたい、人間の脳には、ミラーニューロンという機能があり、これによって、他の人がやることを自分もやれてしまうのである。
例えば、こんな話がある。
ある、ゴルフが上手い人が、文明に縁遠い場所で、ゴルフクラブを見たこともない人々にゴルフをやらせることにした。
そのゴルフが上手い人が、良いショットを1回見せてから、それらの人々にやらせてみたら、老人から子供まで、全員が、ちゃんとクラブをボールに当てて、それなりに飛ばした。
これが、ミラーニューロンの働きだ。
~『サイコパス・インサイド』(金剛出版)より~

勉強は、例えば計算のやり方を、言葉で説明して覚えさせようとしたら、教わる方は苦痛だし、教師が嫌いな場合は、もう絶対に覚えない。
いや、教師が嫌いでなくても、教わることには、いろんな抵抗がある。
世界一のオンライン学習「カーン・アカデミー」を作ったサルマン・カーンは、最初、12歳の従妹にPCを使った1対1の遠隔授業をしていたのだが、ある時、授業のビデオを作って従妹に見せたら、従妹は「あなたに直接教わるより、ビデオの方が良い」と言われて落ち込んだが(笑)、結局、ビデオを繰り返して見た方が効率が良いことが解り、それによって、今日のカーン・アカデミーの成功があるのだ。
目一杯集中して1度見るより、気楽に何度も見た方が深く理解出来、応用も効く。ただし、その学習が面白いことが前提であり、退屈極まりないビデオ授業では駄目だ(笑)。
「カゲロウデイズ」で面白いほど覚えられるシリーズが評判が良いのも、あれなら、面白く何度でも繰り返せるからだ。

そして、「引き寄せ」の本も、ナポレオン・ヒルの重厚な本を1回読むより(あれを何度も読むには人間離れした忍耐が必要で、だから成功者が少ない)、面白い引き寄せの本を何度も何度も何度も何度も(笑)読めば、人生、思うがままになるだろう。













当ブログオーナー、KayのAI書。2020年5月30日発売。
AIを作ることは少しも難しくないと思いますが、「AIに何が出来るか」「AIに何をやらせるべきか」「AIを使うための考え方は」「AIを使うには何が必要か」が分からないといけません。
それらも、高校生でも解ることを目指して、日常的な言葉で書きました。
ほぼ全ての実習が出来るデータを作れるExcelマクロを出版社サイトから無料ダウンロード出来ますので、気楽に繰り返すうちに、AIを作れるようになるのではと思います。
この本を、一種のプログラミングの実習教材として、高校や大学で採用していただけたらと思います。アカデミックとは程遠いですが、きっと楽しく有意義であると思います。
  
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