常に得な役回りになる人と、逆に、常に損な役回りになる人がいるように思う。
例えば、2人の子供が全く同じことをしても、片方は褒められるのに、もう片方は、褒められないばかりか、「余計なことをするな」と怒られるが、その2人は、いつも決まって、そういう役回りになる。

ある漫画で、2人の男の子が1人の可愛い女の子を助けるのだが、女の子が感謝するのは、片方の男の子だけだった。そして、女の子は、ごく当たり前にそうするのである。少しも報われない男の子は、「人間は平等ではない」と嘆くが、この場合は、良い思いをした男の子は格好良く、もう一方の男の子はダサいというだけのことだった。
女の子だって、可愛い女の子がやると、感謝されたり褒められたりしても、可愛くない子がやると、無視されたり、「ウザい」って言われてしまうことも少なくないだろう。
だが、見かけや、その他、表面的な条件に差があると思えないのに、なぜか、いつも良い思いをする者と、良い思いが出来ない者がいるのである。

いろいろ述べたが、実は、明らかなことがある。
得か損かを決めるのは、「えこひいきされるか、されないか」の差だ。
えこひいきと言えば聞こえは悪いが、誰にだって好き嫌いはある。そして、それは容姿だけの問題ではない。
えこひいきされることを、単純に言えば、「特に好かれる」ということだ。
そして、誰にでも好かれる者というのは、実は、自分の親を好きな者で、そんな者は、親に好かれているのである。
だが、子供の時、親にべったりくっついている子供が、親が好きな訳でも、親に好かれている訳でもない。
それは単に、親が、子供を自分に依存するよう躾けただけで、そういった親子は、内心では憎悪し合っている場合が多い。
自分の親が好きでなく、自分の親に好かれてもいない者は、残念なことに、損な役回りをする定めとなる。
それは、主に母親に関してだ。
だから、母親なしで育った者は、損な役回りになり勝ちだ。ただ、そんな者には、うまく立ち回るよう努力する傾向があり、表面的にはうまくいっている場合が多いが、それでは、どこか無理があるのである。

ところが、心理学者の岸田秀氏が本に書いていたが、自分が母親が嫌いだと(実際は憎んでいると)気付いたのは、母親が死んでからで、岸田氏は二十代の半ばも過ぎていたと思う。
だが、一生、気付かない人もいるのだろうし、岸田氏は心理学の勉強をしていたから気付いたが、もしかしたら、気付かないまま死ぬ人の方が多いかもしれない。
ドイツの「心身医学の父」と言われたゲオルク・グロデックは、「母親を憎んでいる娘は子供を作らない」とエッセイに書いていたが、そんな娘は無意識にそうするのだろう。
また、親を嫌いな人は、何かを偏愛してしまうことが多い。
それが、自分の子供である場合は悲惨で、大抵、子供には嫌われる。なぜなら、自分だって、本当に子供を愛している訳ではないからだ。

ちなみに、母親が嫌いな男は、聖母マリアが嫌いなので、すぐ分かる。
そんな男は、ニンフェット・コンプレックス、いわゆる、ロリコンになり易い。

しかしまあ、嫌いなものは仕方がなく、無理に好きになることは絶対出来ない。
そんな者は、可能であえば、自分はアンドロイド(正確にはヒューマノイドと言うべきかもしれないが)だと思うと良い。
アンドロイドにもいろいろあり、長門有希のような宇宙人製有機アンドロイドもいれば、神が自然の精気から作った不可思議なエネルギー体としてのアンドロイドもいる。
アンドロイドとは原義は「男のようなもの」で、ヒューマノイドは「人間のようなものだ」。
ちなみに、「ボーカロイド」とは、「ボーカルのようなもの」である。
『まちカドまぞく』に登場する、千代田桃のような魔法少女は、身体を人間の肉体とは異なるエーテル体で再構築した存在だ。
いろいろ研究し、自分がそれであるというファンタジーを持てば(ただし、人には言わないこと)、得な役回りになることも出来るのである。
簡単に言えば、自分が作り物であることを認識するのである。それはある意味、真理であるので、人間に対する理解も深まるだろう。













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