「ア」という音は、よくよく重要な音で、この音を身につければ、他のことは忘れて良いかもしれない。
本物の呪文や神聖な言葉は「ア」が多用されているものである。
日本では、天界は「高天原」で、これは普通は「たかまがはら」と読むが、本当は、「たかあまはら」と読むらしい。しかし、いずれも、母音は全て「ア」なのである。
シリア、アラブ、メソポタニアに古くから伝わる、世界で最も有名な呪文「アブラカタブラ」は、現在では冗談めかして使う場合が多いのだが、1文字を除き全て「ア」であり、本物の力ある呪文と思う。

それで言えば、英語の「ゴッド(神)」には「ア」の母音がない。
だが、多分、隠された神を表す言葉は「(God) I am」で、「ゴッド」は言わないが、「アイ・アム」なら、「ア」が多い。
それであれば、アメリカが世界最強で、しかも、それはごく一部のエリートの力であることが理解出来るのである。
民主主義を謳うアメリカが最も民主主義でないのかもしれない。
日本も、そのようにされてしまった感はあるが。
本来、日本の3神は「アメノミナカヌシ」「タカミムスヒ」「カムムスヒ」と全て、「ア」の母音で始まる。そして、諸説あるが、日本の代表神「アマテラス」は「ア」の母音が多い。
尚、『古事記』よりずっと前にあったと言われる、日本の超古代文明は「カタカムナ」で、この言葉は、そのまま、「ア」の音霊で構成された強力な言霊である。

『アヴェ・マリア』という歌は、非常に特別な感じがするが、最も感情を揺すぶられるのは、最初の「アヴェ」の「ア」と、「マリア」の最後の「ア」であり、一流の歌手は、その2つの「ア」を見事に歌い、聴く者は心が消えてしまうのである。
特に、カッチーニの『アヴェ・マリア』は、歌詞は「アヴェ・マリア」と「アーメン」だけであり、しかも、途中で「ア」だけで通す部分があり、そこが良いのである。
『アヴェ・マリア』は、本来、讃美歌ではないが、「ア」の音の故に、讃美歌以上の讃美歌になっている。
そして、キリスト教でも、ユダヤ教でも、最も重要な言葉は「ハレルヤ(神を褒め讃えよ)」ではないかと思う。
映画『サウンド・オブ・ミュージック』で、僧院長が見事に『ハレルヤ』を歌うが、歌詞は全て「ハレルヤ」で、最後は、「ア」の音のみで歌うのを、私は非常に印象深く覚えている。
キリスト教も、やや訳ありな宗教で、イエス、ジーザスも、あまり「ア」の母音が使われていないが、ギリシャ語、ラテン語でイエスは「イーエースス」だが、こちらも同様だ。
プロテスタントでは、聖母マリアは全く重要視されないと、私はプロテスタントの信者から聞いたことがあるが、実は、マリアが一番重要なのかもしれない(と言ったらプロテスタントの方に怒られるだろうか?)。
むしろ、「アーメン」「ハレルヤ」という言葉が重要なのではないかと思う。
また、ユダヤ教の真の教えが「カバラー」であるのも出来過ぎという感じがする。

40mPさんによる、初音ミクさんの歌『三日月ライダー』は、あまり知らない人も多いのだが、「夏祭初音鑑」のコンサートで歌われていて、途中の「ア」の音のみで歌うところが異様なまでに美しかった。きっと、40mPさんが天啓を得て作ったのではないかと思う。

物理学者で武術家で神道の祭司でもある保江邦夫さんの『神様につながった電話』の中に、重要な祭事の際、保江さんが大祓詞を奏上しようとしたら、「ア」の言葉しか出なくなったという話が書かれているが、実は、それで良く、そのことを、保江さんは「言霊(ことだま)から音霊(おとだま)へ」といった書き方をしていたと思うが、やはり、音霊で良いのである。
また、その本の中で重要視されていた「サムハラ」も、やはり「ア」の多い言葉である。

「ア」が多い言葉を呪文として常用すると良い。
そこに、思考を消し、時間を消し、宇宙の根源と一体化する鍵があるように思う。













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