叶えたい目標があれば、それをカードに書き、それを度々取り出して見ると良い。
例えば、ExcelのVBAプログラミングをマスターしたいなら、「Excel VBAマスター」「Excel VBAの達人」「Excel VBA使い」等、自分の好きな表現で書く。
体重47kgのスリムな身体になりたければ、「47kgのスリムな身体」「体重47kg」などになるだろう。
このように、目標が既に成った・・・実現済みとして書くのである。

アメリカでこんな調査報告があったらしい。
65歳以上の人々を調査したところ、自分で生計を立てているのは30%、そのうち、余裕ある暮らしをしているのは7%(3%説もある)だった。
つまり、70%の人は、何らかの援助なしには生活出来ないのである。
そして、それぞれの階層で、どんな特徴があるかを探ったところ、単純な法則が見つかった。
すなわち、自分の力でやっている30%の人達は目標を持っていて、余裕ある7%の人達は目標を紙に書いていた。

アメリカの有名大学で、卒業時に、将来の目標を書いてもらい、20年後に調査すると、目標資産を数字で書いていた2%の卒業生が、卒業生全員の80%の資産を所有していたという。
目標を明確にすることの威力を示しているが、そのためには、紙に書くのが一番である。
時々、ジェフ・ベゾスに抜かれることはあっても、世界一の大富豪の代名詞のような、マイクソフト創業者のビル・ゲイツは15歳の時、「25歳までに100万ドル」と目標を紙に書いていた。もちろんゲイツは、25歳より早く、それをはるかに超える額を得ている。
つまらない例で恐縮だが、私は昔、仲良くなりたい女の子がいたら、「○○は私の彼女」と書いた○○さんとは、覚えている限りは仲良くなっている。長続きしなかったが(目標は仲良くなることだけなので・・・)。
ただ、カードは度々見るべきなので、持ち歩く必要があるが、「○○は俺の彼女」なんて書いたもの、うっかり落として人に見られては大変だ(そんなものに限ってよく落とすものだ)。
それで、翻訳家の桑名一央氏の著書に倣い、例えば、彼女のイニシャルがKなら、「KBK」などと書いた。「(K)は(僕)の(彼)女」である。
(ただ、長期の壮大な目標であれば、目標をはっきり書き、机の引き出しの奥など、自分でも滅多に見ないところに入れておくと良いと教えるマスターもいる。)
上に挙げた、Excel VBAのマスターなら、別に見られても恥ずかしくないだろうが、見た他人が「お前には無理じゃない?」だの「VBAはもう駄目だよ」(全然駄目じゃない)などと、つまらないことを言うかもしれないので、やはり、「EVM(Excel VBAマスター」とか「EVT(Excel VBAの達人)」とかにすると良いかもしれない。
まして、「体重47kgのスリムな身体」なら、やはり、「47SK」としておけば、見られて困ることはあるまい。

まあ、今は、カードでなくても、スマートフォンのメモ帳アプリを使えば、目標をそのまま書いても人に見られる恐れは少ない。
また、グラフィックで仕上げるとテンションも上がって良いかもしれない。
ただ、人にもよるかもしれないが、案外に紙に書く方が長続きして、目標を達成し易いようにも思うのである。
ポイントは、なるべくシンプルに表現すること。
それに、あまり欲望ギラギラのものは、案外に情熱を失い易いことが多いので、ある程度の「ソフトタッチ」さも必要かもしれない。







  
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