新型コロナウイルスは、我々にどんな影響を与えようとしているのだろうか?

「トナラー」という言葉をご存知だろうか?
駐車場が、かなり空いているのに、他の車の隣に車を止める人のことだ。
もちろん、車に戻るのに、あまり歩かなくて済むので、出入り口付近の場所では隣り合う場合が多いとか、たまたまということもある。
だが、私はこんなことがあった。
私は、意識的に、なるべく、他の車が居ないし来そうにない場所に車を止めるが、ある時、総合病院の広大な駐車場で、出入り口から離れた一角は全く車が居らず、私は、その場所に、まさに「ぽつねん」という感じで駐車した。
病院での用事を済ませ、戻って来ると、私が駐車した場所に車は増えてなかったが、なんと、私の車の隣に1台の車が止まっていた。
このようなことはよくある。
最近では、このような行為をする者を「トナラー」と呼ぶらしいが、そうすると、「トナラーの心理」なんてことを言い出す人も出てくるし、テレビで心理学者みたいな人が何か解説してたような気もする。しかし、私はそんな解説を聞いたかもしれないが、覚えていない。
「トナラー」の心理に興味はない。
なぜなら、世の中、「トナラー」だらけなのである。

道で、向かい合って歩いてくる人がいると、私はいち早く、相手と反対側の側に寄って歩く。
ところが、距離が詰まってきたところで、相手が、私が歩いている方の側に進路を変えてくることがよくある。私もある時期までは、それは、たまたま相手がうっかりしていたのだろうと思おうとしたが、あまりに頻繁なので、このような者が多いのであることは間違いないと思う。

今はあまり行かないが、暇つぶしに書店に入ることがあり、特に目的の本がある訳ではないので、どんな本のコーナーでも良いから、なるべく人のいない場所にいるのだが、別に店内が混んでいる訳でもないのに、必ずすぐ近くに来る者が多いように思うのは、おそらく、私の勘違いではないと思う。
ある時、こんなことがあった。
その書店は、かなり空いていた。
私はちょっと面白いと思う本を見つけ、熱心に見入っていたが、いつも通り、長時間の立ち読みはせず、本を戻そうとした時だ。
ぴったり真後ろに人がいて、この時ばかりは心底ゾっとした。
そりゃ、その人は、私が見ていた本の、丁度反対側の棚にあった本を見ていただけかもしれない。
だが、周囲はいくらでも空間があるのだから、少しは他人と距離を取るのが、当たり前の感覚と思う。
言っては悪いと思うが、この人は、逸脱者、狂人とまで思ってしまったが、そこまで言うべきではないとしても、心的欠落者・・・いや、それでも言い過ぎか・・・・。では、せめて無神経だとは言わせて欲しいと思った。
極めて不謹慎であるとは思うが、新型コロナウイルスの流行により、上に挙げたような「トナラー」達は有害人種であることが認定され、その行為が禁止されると思い、私はとても嬉しいと思っているのである。
もちろん、隣に来られたら嫌・・・といった幼稚なことを言う気はない。
私からはそう見えなくても、相手にとって不可抗力でそうした場合もあるだろう。
しかし、人にさりげなく近付き、ナイフで刺す人がいるかもしれず、相手にそんな不安を与えない配慮も必要だと思うし、私は配慮している。

通学時間に道を歩いていると、知らない女子中学生が「おはようございます」と挨拶してくることがある。
誰が、こんな愚かなことを教えたのだろう?
私が邪悪な人間であったらどうするのだ?(100%ではないかもしれないが、少なくとも91%は邪悪だ)
向こうから声をかけてきたのだから、その気になれば、一定の可能性で、うまくどこかに連れて行くくらいのことは出来るのである。
そもそも私は、セーラー服みたいな無防備な服は大嫌いで、こんなものを作った者は気分的には処刑したいと思うほどだ。
そんな服を着た可愛い女の子が、見知らぬ内面確実に邪まな人間に声をかけてくるなど、恐ろしい話である。
これが、誤った教育が作り出すトナラー行為である。

だが、我々は、学校や会社で群れるよう躾けられ、「トナラー」にさせられている。
社畜と呼ばれる、会社に依存し切り、会社にぶらさがることしか出来ない者達が「トナラー」なのではないかと思う。

君子の交わりは淡きこと水のごとし・・・別に君子でなくても、進歩した人類はそうであることは間違いない。
そして、淡き水のごとき交際をする者ほど、いざという時には友達であることを見せてくれる。
真の友は、普段はべったりしないものである。
そうではないだろうか?
丁度、アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンが共演した映画『さらば友よ』のように。

新型コロナウイルスによって、我々は、強制的に、「形から」君子に倣うのである。







  
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