私は、「腹」に存在する不思議な力に昔から興味を持っていた。
日本には、「腹が据わる」「腹を割る」「腹を探る」「腹を括る(腹を決める)」などのように、腹が強い意思を持つことを表す言葉が多い。
『チャタレイ夫人の恋人』で有名な世界的作家、D.H.ロレンスは、エッセイ『無意識の幻想』で、solar plexus(太陽神経叢)という、腹にある霊的知性について詳しく書いている。

明治・大正の教育家、岡田虎二郎は、その腹の偉大な力を引き出すための行である岡田式静坐法を多くの人々に指導し、ブームを起こし、これは、トップクラスの人々に継承されてる。
岡田式静坐法は、単なる心身の健康法ではなく、万能の行だ。
岡田虎二郎は、金に窮している男には、「腹に力が付けば金はいくらでも出来ますよ」と言ったという話がある。
また、江戸末期の、キリスト級の力があったとも言われる偉大な神道家、黒住宗忠も、常に腹に力を入れ、弟子達にもそのように腹を鍛えることを指導した。

ところで、腹と言った時、いろんな「先生」方が、「重要なのは臍下丹田じゃ」と言ったり、それに対し、「丹田なんてものはありゃせん。真の中心は仙骨じゃ」と言う者もいれば、「ヘソこそ天の座で全能の力がある」と言う人もいる。
しかし、我々には、そのどれが正しいかなど絶対に判らないのであり、そんなことを詮索するのは無駄だ。
細かな位置など、どうでも良いことであり、要は、腹に、生命力や叡智の源、あるいは、宇宙の活力があることを知り、その力を使えば良いだけだ。
思想面、理論面に興味があれば、下に書籍をご紹介する。
しかし、我々はまず、実際に、腹の万能の力を得なければならない。

その簡単な方法を述べると、1つは、いかなる時にも腹に力を入れるのだが、別に万力の力でなくて良いから、軽い力を出来るだけいつも込めれば良い。
また、運動をする時には、腹を意識すれば良い。私の場合は、もっぱら臍であるが、上にも述べたように、丹田でも仙骨でも好きなところで良い(丹田や仙骨を意識出来るかどうか、私には疑問であるが)。
これが、黒住宗忠や岡田虎二郎のやり方と思う。

もう一つは、天人と言われた松木草垣(まつきそうえん)さんの教えで、藤本憲幸さんの『秘法ヨガ入門』に紹介されている。
やり方はこうだ(『秘法ヨガ入門』「超能力開発法-ヘソと腹脳」より)。
息を腹部に多量に吸い込み、十秒から二十秒ほど呼吸を止めておく。
それを、十回ほど繰り返したら、ヘソのまわりが炎のごとく燃えている映像を描きながら「瞑想」するのである。
効果は、「難病が治る」「ハゲ頭に毛が生える」「事故に遭わない」「万事において栄える」などであるようだ。

以上、参考になればと思う。











  
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