日々のつぶやき、自己暗示、呪文、口癖が、潜在意識にパターンを作り、この潜在意識がフィルムのような役割を果たし、世界が投影される。
この例えの通りとすると、普段、繰り返して口に出し、心で言う言葉の重要性は計り知れない。
私は、子供の時から、「なぜ、心の中でこの言葉を使ってしまうのだろう」という言葉がいくつかあったが、なぜ、その言葉を言うようになったのかは分からない。
だが、多分、親がよく言う言葉であったような気がする。
それが良い言葉であれば幸いであるが、残念なことに、かなり悪いもので、人生にいびつな面が多かったことも、なんとなく納得出来るのである。
そして、多くの人も、やはりそうなのではないかと思う。
しかし、過去を悔んだり、恨んだりすることは、全く建設的な態度とは言えない。
むしろ、自分で言葉を選べば、人生を思うように出来るのだから、親から良い言葉を与えられ、上手くはいっていても、それはどこか親の人生の延長であるのと比べると、良い面も多いに違いない。

そして、口癖などの唱え言葉を考える場合、考慮して良いことがある。
それは、英語等、大半の言葉が、音が意味を持つ「表音言語」であることに対し、日本語は、たった1つの文字が深い意味を持つ「表意言語」であることだ。
例えば、「ミ」という文字には、「三」「未」「美」「実」等の意味があり、山蔭神道によれば、「ミ」が最も高貴な言葉であるとされる。
だから、日本の造化三神と言われる、アメノミナカヌシ、タカミムスヒ、カミムスヒの全てに「ミ」の文字が入っている。
また、脳科学者の中野信子氏の『祈りの科学』によれば、マ行の音は、世界共通で強い肯定的な意味がある。
だから、「南無妙法蓮華経」という言葉の効果には科学的合理性があると言うが、それで言えば、もちろん「南無阿弥陀仏」も同様に、マ行の音、特に「ミ」が含まれる。
海外でも、初音ミクさんのコンサートで、観客が「ミク」とミクさんの名を呼んだ時、不思議な高揚感を感じる理由にも、「ミ」の音の効果もあるのかもしれない。

よって、日本人の場合、短い1つの言葉でつぶやくことに意味がある。
昨日も書いたが、ジョセフ・マーフィーの『あなたも金持ちになれる』の中にあった話で、あるアメリカの映画女優が「成功・歓喜・富」という言葉を、頻繁に言うことによって、あらゆる好ましい状況を作り上げていたらしいが、英語の場合、この3つの言葉を組み合わせた時のリズムが良いのではないかと思う。
アメリカの成功哲学の指導者W.クレメンストーンは、「Health(健康)、Wealth(富)」という似た言葉を組み合わせたアファーメーション(肯定的な自己宣言の言葉)を作っていたと思う。
だが、日本人の場合、「歓喜」「成功」「富」の一語づつを唱えると良い場合が多いのではと思う。
もちろん、他の言葉でも良く、『ヒマラヤ聖者の生活探求』で、建てられて5千年も経つ廟(寺院)に新築の状態を保たせていた言葉「生命、愛、平和、調和、完全」の中の言葉もそうである。これらの言葉の中で「富」という言葉は、「ミ」の文字を含むせいか、特に、日本人には馴染み易いかもしれない。
「富」は、お金だけではなく、愛や才能が大きく豊かであることも示す。
この言葉を静かに心で唱えることは、あなたに良いことをもたらすに違いない。








  
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