最高の賢者エマーソンによる、最上のアファーメーション(自己誓約)になる凄い詩がある。
『History(歴史)』というエッセイの冒頭に記された2つの部分に分かれていると思われる詩の2つ目だ。
簡単な英語だが、意味が深いし、英語に強くない私にも、その美しさは感じられる。

I am owner of the sphere,
Of the seven stars and the solar year,
Of Cæsar’s hand, and Plato’s brain,
Of Lord Christ’s heart, and Shakspeare’s strain.

「spher(スフィア)」は、一般に「球」で、文学的には「天体」「天球」だ。
しかし、私が見た英語の本の注釈は an area of activity(活動範囲)とあり、確かに、spherには「(活動などの)範囲」という意味がある。
尚、spherは、天動説であった古代天文学では「天球」であり、全ての星はこの「天球」の中にあるのだから、宇宙そのものである。
入江勇起男氏(文学博士)は「世界」と訳しておられた。「宇宙」という意味の「世界」と思う。

次の「Of the seven stars and the solar year」も解り難い。
seven starsは、一般的には「北斗七星」であるが、次の「solar year(太陽年)」と合わせて考えると、1週間の星(太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星)を指すように思える。solar year(太陽年)は1年のことだ。つまり、全ての曜日と全ての月(1月~12月)を指すように思われるのだ。
ただ、入江勇起男氏は、素直に「七つの星と太陽年」と訳しておられる。ownerは「オーナー、持ち主、所有者、主人」である。

深い意味はあるが、入江勇起男氏のシンプルな訳を引用しよう。

私は世界の所有者、
七つの星と太陽年の所有者、
シーザーの手腕、プラトンの頭脳の所有者、
主キリストの愛、シェイクスピアの詩の所有者。

つまり、「自分は最も優れたものの所有者、主人である」と宣言しているのである。
これは、「私は神である」と言うに等しい。
人間は、ここまで達しなければならない。
最近、ここで、自己暗示、呪文、つぶやきの力について述べているが、「私は世界の所有者」というのが、最上の自己暗示であり、つぶやきだ。
これは、釈迦の「天上天下唯我独尊」に匹敵する。よって、こちらが好みなら「天上天下唯我独尊」とつぶやけば良いだろう。
意気込む必要はない。ただ淡々と、常に、出来るだけ多くつぶやくのである。千回、あるは、1万回、あるいは10万回である。

あるいは、ビートルズの『Nowhere Man(ひとりぼっちのあいつ)』の、

The world is at your command.
(世界は君の意のままなのだ)

とも同じで、この言葉を採用しても良いだろう(「世界は私の意のままだ」となる)。
十分にアファーメーションを行えば、世界はあなたに従うのである。











  
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