短いが、魂に響く魔術的な教えがある。
ここから、良い自己暗示(呪文、おまじない、アファーメーション、つぶやきと言っても良い)の言葉が見つかるのではないかと思う。

1つは、藤本憲幸氏の『秘法ヨガ入門』の中にあるが、この本の中の最後にある、どこか番外編的な、極めて印象的な内容である。
当時、27歳だった藤本氏は、既に、超人的なヨガ修行者として注目され、ヨガ道場の運営、セミナー講師、それに、テレビにも出演していたと思う。
そんな藤本さんの講演会で、講演終了後、藤本さんは、1人の二十歳くらいの青年と半年振りに再会し、驚愕する。
半年前、内気でモジモジしてロクに口も利けなかった青年が、威風堂々とし、藤本さんを完全に格下扱いする。
青年は(藤本さんも十分に青年だったが)、自分は、釈迦、キリストよりはるかに上で、不老不死の全能の超人だと言う。
それだけだと、ただの誇大妄想の馬鹿かもしれないが、青年は風格があり、その対話を読むと、青年の話に私も感服した。
彼は、願いを叶えるには、「もうすでに成れリ」という完成された実感を味わえば良いと言う。
そして、超人になる要諦は「静か」であると述べているのだと思う。
おそらく数ページ程度なので、良ければ読んでいただきたいと思う。

もう1つが、フレデリック・ヴァン・レンスラー・ダイの『人生を変える魔法の物語』という本の中にある。この本の原題は『マジック・ストーリー(Magic Story)』で、100年以上、読み次がれている本のようだ。
この本の中で、プラス・エンティティ(プラスの生命体。本書ではプラスの自分)が、落ちぶれた主人公に厳しく話す内容が良かった。
簡単にまとめると、
・世界は自分のもの、自分の王国である。
・自分(プラスの自分)は人に何かをお願いしない。要求するだけだ。そして、その要求は絶対である(世界の支配者であるからだ)。
という感じである。
実際はもっと長いが、特に私好みの部分を取り出した。

するとここで、ビートルズの『Nowhere Man(ひとりぼっちのあいつ)』を思い出す。
その中に、私が自然に覚えていた歌詞がある。
それは、
Nowhere man, the world is at your command.
だ。Nowhere man以下をGoogle翻訳にかけると、
「世界はあなたの指揮下にあります」
で、私が買ったアナログレコードの翻訳歌詞では、「世界は君の意のままなのさ」となっていた。
まさに、上の2つの本の、取り上げた部分とシンクロする。

それだけではない。
アメリカ最高の賢者の1人と言われるラルフ・ウォルドー・エマーソンが著し、ニーチェやオバマ前大統領らの著名人が最高の書と絶賛する『自己信頼』の中に、こんな文がある。

Absolve you to yourself, and you shall have the suffrage of the world.

Google翻訳では「あなたを自分自身にゆだねなさい。そうすれば、あなたは世界の選挙権を得る。」だが、まあ、「選挙権」は「賛同」とすれば良いだろう。
翻訳書の該当部分を見てみよう。

そうすればその人は世界の賛同を得るであろう。
『精神について』入江勇起男訳(日本教文社)

自分自身を牢獄から解き放てば、いずれ世界の賛同を得られるだろう。
『自己信頼[新訳]』伊東奈美子訳(海と月社)

自分を解放するがよい。そうすれば、人々はあなたに共感するだろう。
『[超訳]自己信頼』 三浦和子訳(PHP研究所)

きみが正しいと自分自身に証を立てれば、世間はきみに賛同するだろう。
『自分を信じる力』 大間知知子訳(興陽館)

以上は、だいたい同じであるが、面白い訳があった。これが私は一番気に入った。それは、

自分を自分に解放せよ。そうすれば、世界はあなたの意のままなのだ。
『自己信頼』関岡孝平訳(パンローリング株式会社 )

である。
『Nowhere Man』で、「世界は君の意のまま」とは言っても、「どうすれば」がなかった。
それは「自分を解放する」であるが、そのやり方が分からない。
だが、最初に上げた『秘法ヨガ入門』と『人生を変える魔法の物語』の教えが、それを指していることが分かる。

世界はあなたの意のままである。
それを確信すれば良いだけだ。
それが、「世界は自分の意のままではない」という世間の教義からあなたを解放する。
その方法は、最初に述べた通り、絶えず、自己暗示を行うことである。
それは、今朝の記事で述べた言葉で良いし、何か別の言葉でも良い。
内緒にしたいが「世界は私の意のままだ」が、最上かもしれない。











  
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