自己暗示の言葉を十分な回数(500回から10万回)繰り返せば、世界は動く。
10万回を必要とするのは、よほど難しい願いであるが、それでも、1日約3333回唱えれば、僅か1ヶ月である。
そこで、難しいかもしれないのは、暗示の言葉の選び方だ。
しかし、これは、何でも良い。
初めは違和感を感じても、繰り返しているうちに平気になる。
気分が高揚する言葉でなくて良いし、むしろ、そうでない方が良い。
熱狂しようがすまいが、繰り返せば暗示は潜在意識に届くのであるが、心を痺れさす言葉というのは、いろいろな想念を引き起こし、結果、続けることが難しい場合がある。
だから、表面の心である顕在意識が、あまり反応しない言葉の方が、すみやかに潜在意識に到達すると思う。

願いがお金である場合は、例えば、「私は年収3千万円だ」とか「私の資産は1億円だ」などが考えられる。
しかし、これだと、唱えているうちに、「無理じゃないか?」と疑問が出てくるかもしれない。
別に疑問が起ころうが全く構わない。唱えているうちに疑問は消える。
しかし、起こる疑問のために、数日も続かないならどうにもならない。
多くの人は、親から、「お前は大したものにならない」と言われ続け、やがてそれが「僕は大したものにならない」という自己暗示となって、自分では気付かないが頭の中で繰り返されている。科学的研究によれば、そんな言葉が1分間に300から1000、頭の中に発生するらしい。
そんな頭の中の自己暗示に対抗するため、無意識に力み、それがストレスになるのだろう。

だからかもしれないが、自己暗示術の大家であるエミール・クーエは、お金の問題や健康の問題、あるいは、愛情の問題などを全て含め、「全て良くなる」という言い方を薦めていた。
エミール・クーエが完成させた自己暗示の言葉(フランス語)の翻訳は、
「毎日、あらゆる面で、私はますます良くなっていく」
であるが、「私」の位置は、前に持ってきて、
「私は毎日、あらゆる面で、ますます良くなっていく」
の方が良いと思うし、そう訳されていることもある。
これで続くならこれで良いが、やや長いかもしれない。
英語やフランス語などは表音言語であり、言葉の流れが重要で、フランス語では、
Tous les jours à tous points de vue je vais de mieux en mieux.
で、クーエ自身が監修した英語版は、
Day by day, in every way, I'm getting better and better.
だが、いずれも非常に良い音の流れである。しかし、日本語は表意言語であり、なかなかそうはいかない。日本語の歌の中に英語を織り交ぜることが多いのは、日本語だけではリズム感が出し難いからだ。
日本語は、1文字で重要な意味を表せるのだから、その特性を利用するのが良いと思う。
例えば、「大丈夫」「絶好調」などである。

ジョセフ・マーフィーの『あなたも金持ちになれる』で、ある売れない女優は、「成功」「富」「歓喜」という3つの言葉をひたすら繰り返すことで、沢山の大きな仕事が来るようになったそうだ。
このように、単語だけを使うのが、最も心の抵抗を引き起こさない。
「成功」だけ、「富」だけ、あるいは、「歓喜」だけでも良いと思う。

昨日も書いたが、あるホームレスが、七田真氏の本を読み、そこに書かれていたことに従って、「神様の奇跡が起こる」と、1日中唱えていたら、宝くじで1億円が当たったらしいが(その後、さらに1億円が当たる)、「神」という言葉に抵抗がなければ、実に良い言葉と思う。
マーク・フィッシャーの『成功の掟』では、エミール・クーエの自己暗示の言葉を超え、ミリオネア(百万長者)の老人が最上の言葉としたのが、聖書にある、
「心を鎮め、自分が神であるとを知れ」
である。

まあ、数日、あるいは、数週間、試行錯誤しても良い。人生は長いのだから、そんな苦労も楽しいかもしれない。








  
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