宝くじで高額当選する可能性は、ほとんどない。
昔、ちょっと計算したことがあるが、どのくらいの確率かは馬鹿馬鹿しくて覚えていないが、宝くじを毎日1万円分ずつ百年買っても当たらないといった感じのものだったかもしれない。
宝くじに比べ、ギャンブルの中には、競馬のように自分で勝つ可能性を高めることが出来るものもあるが、競馬を生涯かけて研究し、本も書いている有名な人が、総合収支で儲けている訳ではないと言う。

ところが、プログラミングを習得すれば、長い年月の間には、宝くじの高額当選に匹敵する額くらいは余分に稼げる可能性は、明らかにある。
一億円となると難しいかもしれないが、それだって、ある程度の可能性はあり、一千万円程度なら確実と言って良いのではないかと思う。
例えば、VBA(Excel等に組み込まれたプログラミング言語)を30歳で覚え、その後の30年で、控え目に見積もっても平均的に月5万円の給与増額は見込めるので、年間60万円の増額で、合計1800万円が余分に得られることになる。実際は、これよりずっと多く求めてもおかしくはない。

なら、プログラミング言語の習得がなかなかうまくいかなくても、お金をかけて(たかが知れている額だ)がんばってマスターする価値はある。
私は、プログラミングの修行時代は、毎日のように新しい本を買っていた覚えがある。

受験なんてのも同じで、あれは、出題される問題の解き方を覚えるほど、合格の可能性が高まるという単純なものだ。
よく、「今後の大学入試は思考力重視になる」とか言われるが、それはない。学校の勉強で本当の思考力がつくはずがなく、試験の見かけが多少変わる程度で、実際は全く変わらないと言って間違いない。
アメリカのように、ボランティアや特別な研究活動の記録が重視されたり、面接で人物を判断する場合は別だが、日本の高校や大学には、そんなことが出来る能力がある教員が全くいないし、今後、育つ可能性もないので、口先だけで入試改革なんて言うだけで、何も変わらない。だが、受験生が減るし、大学の学費はROI(投資利益率)に合わないので、大学どころか、普通の高校に行く者も、どんどん減ってくるから、受験産業は立ち行かなくなるだろう。
つまり、成功の確率の法則を受験に適用するメリットは、今後、どんどん減ってくる。早い話が、受験なんかに時間やエネルギーをかけるのは無駄だからやめろということだ。

プログラミングの習得で利益を得られるというのは、確実性の高い予測であるが、もちろん、プログラミングに限定される話ではない。
要は、様々なことについて、見返りが大きいという予測が正確に出来れば良いのである。
企業だって、今後、何が売れるか、何が流行るかを予測して事業計画を立てるはずで、日本ではあまり言われないが、アメリカでは高度な予測屋の価値は極めて高い。
ところが、今や、AIという大変な予測マシンが登場し、既に、その恩恵を得ている企業や個人がいるが、日本は、この点で非常に遅れている。
日本は官僚や政治家がAIに無知なので、今後、政府レベルでAIを駆使し、AI企業の振興にも力を入れている、アメリカ、中国、ロシアにいいように利用されるようになる。
ジム・ロジャーズが言うように、子供に中国語を覚えさせ、さっさと日本を捨てるというのが、今のところ現実的なのである。
よって、皆さんは、現実的にAIを習得しなければならない。
その中で、深層学習フレームワークをPythonでのプログラミングで利用するなんてことをやっていては間に合わない(そもそも、ほとんどの人には出来ない)。
私が4月に出版するAI書籍(優秀な数学講師と一緒に書いた)は、その具体的な打開策を提供する。今後、ご紹介していくのでお楽しみに。








  
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