人生には希望が必要だ。
ところで希望とは何だろう?
それは、楽しい未来が待っていることを信じられることだ。
今が幸福でない場合・・・不自由だったり、屈辱を感じることが多かったり、愛や友情がなく、不安や恐怖を感じることが多いなら、それらが解決され、喜びに満ち、生活や人間関係に満足し、皆が思いやりがあって仲が良く、自分の存在が輝かしいと感じられる未来になると思えることが必要なのだ。

学校にも仕事にもいけず、家で引きこもっているなら、なかなか希望を感じることは出来ないだろう。
会社に勤務していても、自分の居場所がなくて給料も安く、いつまで勤めていられるか分からない。
友達も恋人もなく、何も良いことがないし、それがいつか変わるとも思えない。
そんな人は少なくないだろう。
私も、そんな状況だったが、不思議なことに希望を持てた。どんなきっかけかといえば、他愛ないかもしれないが、アメリカの光明思想家ジョセフ・マーフィーの『あなたも幸せになれる(原題:コズミック・エナージャイザー;宇宙の活力)』を購入して読み始めたことだった。
この本に書かれていたのは、この世界には「宇宙の活力」とでも呼ぶべき、無限の知恵と力を持つ見えないエネルギーがあり、それと意思を通じ合えば、いかなる願いも実現するというもので、そして、宇宙の活力とコミュニケートする方法だ。
神学、法学、哲学、薬理学、化学の学位を持つという著者である牧師のジョセフ・マーフィーの言葉は、オカルティックではなく、論理的で、説得力が感じられた。
当時、読んでいた、『数式を使わない物理学入門(猪木正文)』と比べても、科学的に矛盾があるという感じはなかった。
それで、希望を持ち、コミュニケーション障害があったと思われる私が、いろいろなアルバイトをしたり、セールスマンになり、奇跡的なことに、つわもの揃いのセールスマン達の中でセールス・コンテストで優勝したりもした。

正直、ジョセフ・マーフィーの潜在意識による成功法則が真理かどうかは、あまり関係がない。
マーフィーが善意ある著作家であることは確かと思われ、それだけで信じられた。
そして、彼の成功法則が希望になり、希望は、勇気と元気の基である生命エネルギーになる。
底辺にある者が、そのようなものを何も持たずに、顔を上げて前に向かって歩くことは難しい。
そして、マーフィーの法則は、不可思議に感じられる部分はあるとしても、正しく使いさえすれば効果があることは間違いないことが分かった。
もちろん、他にも、質の高い成功法則としては、いろいろなものがあり、それらは、長く支持されており、その中には、世界的人物に信頼されているものもある。
苦しい立場にあるなら、その1つを暗記するまで熱心に読めば、状況が改善されないことはあり得ないと思う。
尚、ジョセフ・マーフィーの本は何冊かあるが、「マーフィー本人の著書である限り」、効果はどれも同じである。








  
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