世間で言う「思考停止」とは、正しくは、「与えられた決まりきった思考パターンの上をぐるぐる回っている」という意味である。
「思考停止」と区別するために、「思考静止」と言うが、「思考静止」は、無限の英知との間の障壁を消し去った状態だ。

(一般の)「思考停止」では、頭の中のお喋りが盛んだが、「思考静止」状態では、頭の中のお喋りは消えている。
「思考停止」の状態では、目が据わっているが、「思考静止」の状態においては、視線が定まっておらず、周辺視野を見ていることが多い。この視野の問題が非常に重要な、今回のテーマだ。
宮本武蔵は、戦いの時、まっすぐ前を見ていなかったと言われるが、剣道にも「遠山の目付」と言って、遠くの山を見るようなぼんやりとした目付きが良いとされる。
実際、武蔵の『五輪書』にも、広い範囲を見ることが重要とあり、これは、大勢との戦いで必要であったと言うよりも、目で見て反応しているようでは、鋭さがないという意味だ。
科学的にも、人間の、視認してからの反応速度は速くないことが分かっていて、ボクシングにおいても、見てパンチを交わそうとしてはうまくいかず、勘で交わすのだそうだ。

速読においても、1字1字を見ていては速く読めず、ページ全体を一目で見るようでなくてはならない。
そして、速読の能力は、科学的には不明なところも多いのだ。

以上で根拠は十分であると思うが、視野を広くして見る大切さは、決して忘れてはならないことである。
本当に頭が良いことや、心が雄大であることを「視野が広い」と言うのは、本当の視野とも大いに関係しているのである。

一点を見つめず、広い範囲を見ていると、ぼーっとしているように見える。
そして、これこそ、正しく「ぼーっとすること」なのである。
広い範囲を見れば、思考は静止する。
すると、意識は無限の英知とつながり、必要な知恵が来るだけでなく、その状態では、全宇宙の量子と情報交換し、好ましい出来事も起こりやすい・・・つまり、運が良くなるし、必要なら奇跡も起こることだろう。








  
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