ものごとがうまくいかない理由の大半は、肝心な人が思うように動いてくれないことだ。
しかし、他人を操るとか、コントロールするというのではなく、名人や達人というのは、相手が好ましく動いてくれるように出来るのである。
簡単に言えば、下手なナンパ男というのは、女の子に無視されたり、拒否られたりするだけだが、別にイケメンでも何でもないのに、声をかけてからデートに誘ってしまうまで、相手の女の子が全く抵抗しないような人がいるだろう。
武道だってそうなのだ。
本当の達人というのは、相手が全く逆らわず、楽しんで投げられてくれる。もちろん、達人も、相手に怪我なんかさせたりしない。
営業も全く同じだ。
下手なセールスマンに対しては、見込み客は、防御に徹するか、露骨に拒否の姿勢を見せるかだ。
ところが、達人セールスマンに対しては、全く抵抗をしない。
だが、その達人セールスマンは、あと一押しで売れるところで引き上げることがよくある。
理由を聞いたら、彼は笑顔で、
「必要になったら、向こうから連絡してきますよ。今は必要ないので、売らないのです」
と言う。

なぜ、達人のようにいかないかというと、単に、訓練の問題だ。
多くの人が、家庭や学校、あるいは、テレビで、拒否されるように訓練されているのだ。

格闘漫画・アニメに夢中になった子供は、自分が戦うシーンを想像するはずだ。
ところが、その内容は、こちらの攻撃に対し、相手が反撃し、それを力で抑えて敵を叩きのめすというものになるだろう。
格闘に限らず、様々なことで、そんな誤った想像、あるいは、シミュレーションを重ねてしまっているのだ。
だから、抵抗があるのが当たり前で、現実世界では、相手が自分より上手に見えると、自分が負けるイメージが出来てしまう。
たとえ、自分が勝つ場合でも、相手をねじ伏せて勝つイメージが出来ていれば、相手は抵抗し、勝つために大変な苦労を必要とし、しかも、勝った後で問題を残してしまう。

健全な想像、シミュレーションの練習をすると良い。
可愛い女の子やイケメンの男性に話しかけ、相手が微笑みとともに好ましく反応してくれるが、こちらも、相手を敬い大切にするのだ。
だが、駄目男、駄目女は、相手をちゃんと敬ったり、大切にしたりが出来ない。自己中心的に考え、自分だけが都合が良いことをイメージし、相手ではなく自分が敬われること、自分が大切にされることしか頭にない。そんな者は、何をやってもうまくいかず、哀れだ。まず、相手に奉仕する想像から始めると良い。徹底的に尽くす想像が楽しくなれば、うまくいくだろう。











  
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