地球人類は、まだまだ未発達で、沢山の問題を抱えている。
もし、地球人類よりずっと進歩した宇宙人がいるなら、科学技術はもちろんだが、精神的・知的にも地球人をはるかに超え、その惑星全体で高いレベルの幸福度を達成しているかもしれない。
そして、そのような星があり、迎え入れてくれるなら、是非、移住したいと思う人もいるかもしれない。
だが、ジョージ・アダムスキー(1891-1965)が、こう書いていたことが、非常に印象に残っている。
「地球でうまくやれない者は、他の惑星に行っても、やっぱりうまくやれないのだ」
全くその通りだ。
そして、私はこうも思うのだ。
逆もまた真で、進歩した星でうまくやっている者は、地球に来たって、やっぱりうまくやれるのだ。
例えば、我々は、自分が勤めている会社がひどいところで、自分が苦しめられていると思っていることが多いと思うが、進歩した宇宙人が地球人として生活しながら、我々の会社に勤めたら、極めてうまくやれるのだ。

すると、こんな論理が成り立つかもしれない。
今いる会社でうまくやれない者は、他の会社に移ったところで、やっぱりうまくやれない。
もちろん、犯罪に手を染めている会社や、あからさまな悪人が支配している会社などの極端な場合は考えなくて良い。
しかし、ビジネスの内容や社員の待遇において合法的な会社であるなら、やはり、そうなのだと思う。

昔、俳優の丹波哲郎さんが、人々の悩みに答えるという本の中で、こんな話があったのを覚えている。
若い女性からの相談だったが、勤めている会社の社長が、自分に愛人になるよう迫ってくるというもので、彼女は、その社長のことを激しく非難する文言を並べていた。
それに対する丹波さんの回答は、簡単に言えば、こんなものだった。
「社長が社員の女性に愛人になれというのは、実に人間臭くて良い。それを罵るだけのあなたには愛がない」
もし、今の時代に、こんな発言をしたり、本に書いたら、いくら大物でも(あるいは大物だからこそ)俳優人生が終わりかねない。
しかし、丹波さんだって、別に、その社長の行為を擁護していた訳ではないと思う。
ただ、その女性に愛がないと言ったのだ。そして、それに関しては、私も同意なのである。
その社長を訴えて、そんな行為を止めさせ、慰謝料を取るのも良いと思う。
しかし、愛を持たないままだと、また同じようなことが起こるのではないかと思う。
ちなみに、愛を持つとは、関心を持つことであり、少なくとも、注意を向けることである。
無視が一番良くないのである。








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