2つの重要な情報について語る。

1つは、人気がある精神療法のNLP(神経言語プログラミング)の創始者の1人、リチャード・バンドラーの本で見た覚えがあることだ。
自分の過去を映像で思い返す時には、2つのやり方がある。
1つは、その映像の中に自分がいるもの。
もう1つは、映像の中に自分はおらず、自分の視点で思い出している。
普通に考えれば、後者の自分視点で思い出す方が自然だ。だって、実際には、それしかないのだから。
しかし、前者の、自分が映像の中にいることも少なくないと思う。

2つ目の情報は、コリン・ウィルソンの『フランケンシュタインの城』に書かれていたものだと思う。
自分の中には「魔術師」がいる。
そして、今、自分の五感で感じている世界というのは、その内なる魔術師が一瞬で作ったものだ。
これは、ウィルソンの意見とかではなく、多くの名のある研究者達の報告である。

この2つを組み合わせると面白い。
世界を創る「内なる魔術師」は、自分の外に移動することが出来るのだ。
いや、実は、魔術師は、我々の理解を超えた存在で、大きさや形がなく、自分の内にも外にも、宇宙のどこにでも存在している。
そして、世界を生み出し続けている。
こんな話にピンとくる人は多いと思う。
模様のない、白や黒の壁を見た時に特に多いような気がするが、小さなドーナッツ状(人によっては多少違うかもしれない)の赤い沢山の光が動き回っているように見える。人によっては、赤でないかもしれない。
この光の模様が、魔術師が世界を創るのに使うマテリアル(原材料)である。
ただ、実際は、このマテリアルは非常に小さなもので、電子より小さい何かかもしれない。
それが、話題のヒッグス粒子であれば、ヒッグス場の形はシャンパンボトルの底の形をしているらしいし、色も赤とは言えないが、そう感じるのかもしれない。
まあ、ここらへんは興味があれば調べると良いと思う。
内なる魔術師は、生きた模様を使って、あるいは、生きた模様と意思疎通して世界を創っている。
そして、魔術師とは本当の自分なのである。

なぜ、偉大な魔術師たる自分が世界を自分の思う通りに創れないのかというと、自分視点の場合、脳の影響を受けるからで、脳には、様々な情報が詰め込まれているが、その多くが有害なものだ。
だから、自分から抜け出し、自分が見えるように考える・・・一般的には客観視する方が力を発揮し易い。
何でも、武道の達人の教えでは、敵の頭の後ろが見えれば勝てるそうで、これは、脳から抜け出した自由な魔術師の視点なのだろう。
考えることをやめ、魔術師を解放すれば全能なのである。








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