2013年に、現ドワンゴ社長の夏野剛さんとの対談書で、チームラボの猪子寿之社長は、「生まれながらの天才はいない。イチローが元々はドラフト4位で入ったのにメジャー屈指の選手になれたのは、誰よりも練習したから」と言い、村上龍さんと坂本龍一さんの対談書で、村上さんは「今の坂本があるのは、才能もあるのだが、3歳からピアノを弾いていたから」と述べているのを、私はよく覚えている。
ある有名アスリートが、「アスリートは才能が99%」と言ったが、それをもって、「才能があるから続けられた」と考えることも出来る。
坂本龍一さんは、確かにピアノを弾かされたという面もあるだろうが、才能がなければ嫌になってやめていたし、いくら親が強要しても、そううまくはいかなかっただろう。
しかし、これらの話には何かが欠けていると思える。

アメリカの大事業家イーロン・マスクのモチベーションは、簡単に言えば人類救済である。
それによく似た事業家としては、オクシデンタル石油のCEOをはじめ、数多くの事業を90歳過ぎまで続けた、アメリカのドクター・ハマーこと、アーマンド・ハマーがいる。
彼は7歳の時に、自分より優れた人達の役に立てるよう神に願ったと言い、それが、彼の一生のモチベーションであったことを明かしている。
そのようなことを考えるのを、果たして才能と言うだろうか?
そして、イーロン・マスクが人類救済を志したきっかけは、ダグラス・アダムスのSF『銀河ヒッチハイク・ガイド』を読んだことだった。多分、14歳の時だ。

つまり、何かに感動したと言うよりは、ゾーンに入った・・・至高体験を体験したことが、その者にエネルギーを与えるのだ。
コリン・ウィルソンがこう言っている。
「天才というのは、全て、内なる衝動なのだ」
至高体験とは、ロマン・ロランが言った大洋感情と同じで、万物と一体化した忘我の体験で、W.B.イェイツの「芸術の目的はエクスタシー(忘我)である」という言葉が解り易いのではないかと思う。
そして、アブラハム・マズローは、至高体験を得るには幸運な偶然に頼るしかないと言ったが、コリン・ウィルソンは、至高体験は誰にでもあるありふれたものと言い、それをマズローも認めた。
コリン・ウィルソンが、「至高体験とは、自分が幸運だと思うこと」と言ったのが、最もシンプルな真理である。
ウィルソンは、娘が小さい時、ドラッグストアでいなくなった娘を必死で探して発見した時のことを思い出すと、いつでも至高体験を得られると言う。
そんなものなのだ。
なら、あなたにも簡単なはずだ。

私がプログラミングをマスター出来たのも、プログラミングに関する何かで至高体験(ゾーンやフローも同じ)に入ったことがあるからだ。
私が昔、BASIC言語を学んだ本は、何と、日本の超天才科学技術者、森口繁一さんの72歳の時の本だった。当時は、そんな偉い人だとは全然知らなかったが。
ビル・ゲイツが成功したのは、学生の時、やはりゾーンに入ることによって、BASICが好きになったからに違いない。
まず、自分が幸運だと思った体験を思い出すと良いと思う。
すると、ゾーンが訪れ、幸運の連鎖が起こるだろう。








↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
↓Social Network Service
このエントリーをはてなブックマークに追加