私が最上級のインプレッション(印象)を受け、忘れられない言葉が、心理学者のアブラハム・マズローが言った、
「偉大な人間とそうでない人間の差は、至高体験があるかないかだけ」
だ。
一方、このところ、ずっと考えていることが、
「天才に見える人間とそうでない人間の差は、時間をかけたかどうかだけ」
ということだ。

そして、ようやく、この2つが一致することが解った。
つまり、
「時間をかける、言い換えれば、長く続けるには、至高体験が必要」
ということだ。

至高体験とは、別に難しいことではなく、「無我夢中」の状態のことで、「イっちゃってる」ことだ。
だが、マズローは、至高体験は、偶然に訪れるのを待つしかないと言った。
ところが、博士であるマズローはそう言ったが、中卒のコリン・ウィルソンは、「思考体験はありふれたものだ」と言い、マズローもそれを認めた。
ウィルソンは、「至高体験って、単に、自分が幸運だと思うことなんだ」と核心を突く。
至高体験は、最近では、ゾーンとかフローと言われる。
ゾーンもフローも同じで、簡単なことなのだ。
保江邦夫さんの本で知ったが、これを神道では「中今(なかいま)」と言うらしいが、なんと素晴らしい言葉だ。
フローも、ゾーンも、至高体験も、そして、同じ意味である、大洋感情も、法悦も、エクスタシーも、全て、「今への集中」なのだ。

で、ごちゃごちゃした説明はもういいから、どうやったら「簡単に」ゾーンに入れるかが重要なはずだ。
賢い人なんだろうけど、本1冊、細かい説明をうんざりするほど書くばかりの人(しかも沢山の本で)がいて、いい加減「まずは、どうやったらいいか書けよ」と文句の1つも言いたくなる。
皆、忙しいのだから、アンタの趣味に付き合っている時間はないのだ、T.Mよ(笑)。
この人の沢山の本の中で、見るべきものは1行だけ。ある偉大な人が言ったという、
「社会があって私があるのではない。私があって社会があるのだ」
だけだ・・・というのは私の勝手な思い込みである。

さて、では、どうやったら至高体験を起こせるのか?
それを、いくつも書いて、好きなのを選んでもらってこそ、親切というものだ。
まず、コリン・ウィルソンがよく言ってたやつ。
ペン先などに、全力で集中する。集中出来たところで、すっと集中を解く。これを数回繰り返す。
私はいまひとつと思ったが、これでうまくいく人は多いらしい。
そして、ウィルソンに指摘されて改心したマズローのやり方。
グループで、「自分が幸運だと思った体験」を発表し合う。
私も、私の主催で、十数人のグループでやったことがある。まずまずであった。
だがこれは、グループでなくても、自分の幸運な体験を思い出すことでも良いと思う。

しかし、結局のところ、自分が好きなことに没頭することが一番である。
だけど、勘違いしてはならないのが、この「好きなこと」は「ゴキゲンなこと」ではないということだ。
「エレキ弾いてたらゴキゲンだぜ」というのは、多くの場合、刺激的快感であるだけで、実際は、ゾーンでもフローでもないことが大半のはずだ。

その中で、保江邦夫さんが、『神様の覗き穴』に書かれていた「龍の首」のポーズが素晴らしい。
これで簡単に、ゾーン、保江さんの言うところの「中今」に入ってしまえる。
ウィルソンやマズローに教えてあげたかった。
しかし、この本の保江さんの「素領域」の説明を読むと、こんな立派な人でも、所詮、専門馬鹿、物理馬鹿なんだと思う。
自分はうまく立派に説明したつもりなんだろうけど、物理が嫌いな訳では無い私でも、もうサッパリ解らない(笑)。
その解らないことを、同じ調子で、言い替えもせず、何度も繰り返すのだから、いい加減ウンザリした。
それを、『神と人をつなぐ宇宙の大法則』という対談書で、保江さんは、対談相手の元裁判官で僧侶である稲葉耶季さんに突っ込まれていて、楽しかった(笑)。
保江さんあの本で見るべきは「龍の首」のやり方だけだ・・・というのは、私の勝手な言い分なので、マジに受け取らないで欲しいが(実際は、いいことが「わりと」書かれている(笑))。
それに、「龍の首」も、やや解り難い説明だったが、これを教えてくれたのは、やはり感謝感激である。

私は昔、自分が作ったプログラムがうまく動いた時にフローの状態になり、そのおかげでずっとプログラミングを続けられた。
だが、プログラミングの本には、退屈な例題でフローから遠ざけてしまうようなのが多い。
プログラミングは、最初にフローに入ってしまえば、それでメシが食えるようになるのである。
プログラミングをマスター出来る人と、そうでない人との違いは、フローに入れるかどうかだけなのである。









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