職安(職業安定所)の正式名称が「公共職業安定所」で、これが「ハローワーク」と同じものだとは、私は知らなかった。
「ハローワーク」という名前は1990年から使われているらしい。
ハローワークで「VBAの達人です」と言ったら、就職先を紹介してくれるのか興味深いが、よくは分からないが、特技がある人は、あまりハローワークに行くことはないのではと思う。
というのは、民間の職業斡旋システムの方が良いように思えるし、偏見かもしれないが、ハローワークと言うか、職安に行く人って・・・その・・・もう駄目な人って観念がある。映画や漫画の影響かもしれないがね。

昔、金鳥のCMで・・・と書きかけたが、私は「金鳥」は会社名だとずっと思っていたが、金鳥はブランド名で、社名は「大日本除虫菊株式会社(だいにほんじょちゅうぎく)」とは全く知らなかった。確かに、覚えるのは難しい名前なので、「金鳥」のブランド名を前面に出したのだろうと思う。
それで、その金鳥の昔のCMで、いかにも駄目そうな中年の男性が失業し、そのまた駄目そうな太った妻が、「職安、行っといで」と言い、夫は返事をせずに黙っているというものがあったと思う。つまり、夫は、特技が何もないので、行っても良いことがないのは分かっているのだろう。

職安の、こんな有名な笑い話をご存知かもしれない。
職安の相談員に「何が出来ますか?」と聞かれた中年男性が「部長が出来ます」と返事をするものだ。
言うまでもなく、「部長が出来ます」(課長でも、専務でも同じだろう)というのは、「何も出来ません」と同じである。
良く言えば、「部長が出来ます」はゼネラリストなのであるが、ゼネラリストとして能力が高ければ良いのだが、そんな人が職安に来るはずがない。
昔の大企業では・・・いや、今も多いと思うが、あらゆる部署を万遍なく経験させるというのが、標準的な社員育成方法だった。
これに関しては、夏野剛さん(ドワンゴ社長)と猪子寿之さん(チームラボ社長)の2013年の対談で、沢山の大企業の取締役をやり、今もやっている夏野さんは、それはもう時代遅れで、「100人の普通のサラリーマンが1人のオタクに負ける時代」と言っておられたのが印象的だ。

ゼネラリストの部長に負けず厄介なのは、元教師だろう。公立校の教師であれば、問題を起こさず、勤め続ける限り、今は高収入で最も安定した職業であるが、いったん失業したら、「何が出来ますか?」と問われたら、「教師が出来ます」という、部長並かそれ以上の笑い話になってしまう。
そもそも、公立学校の教師で失業するなど、余程のことと思える。
塾や予備校の教師では、優秀でなければ失業することも多いだろうが、これらの教師(「講師」と呼ぶ場合が多いように思うが)が失業しても、やはり、「何が出来る?」「教師が出来る」(「教師しか出来ない」=「何も出来ない」)という笑い話になる。
予備校には優秀な教師も多いと思うが、激務に耐える体力や、生徒に好かれる若い間は良いが、歳を取ると、厄介な職業ではないかと思う。こういうのを「つぶしが効かない」と言うのだろう。

とはいえ、私は、ハローワークで、「C言語出来ます」「PHP出来ます」、あるいは、「システム設計出来ます」なんて言う気にならない。
立派な特技と思ってくれるかもしれないが、早い話、そんなシンドい仕事、もうしたくない(笑)。
それらの仕事は、「製作」と「営業に近いサポート」の2つに業務が集中し、いずれも楽しいものではない(SE志望者よ、よく聞け。ただし、偏見は持たないように)。
「製作」だけなら、好きな人は楽しいかもしれないが、実際は、サポートというか「苦情受付」「無理を聞く」という部分が大きく、神経をすり減らし、憂鬱になるだろう。
そこにいけば、「VBA出来ます」というのは、仕事や人との距離が近く、楽な部分が大きいのである。

「Excel出来ます」とか「Word出来ます」というのは、資格があったところで、運転免許持っているというのと何ら変わらない。出来て当たり前だ。
「Access出来ます」は珍しいが、本当にAccessが出来るというのは、システム設計やVBAが出来ることを指す。
だから、「ExcelとVBA出来ます」と言う(言える)のが、一番良い。

まあ、本当は、ハローワークなど利用しない方が良いのではと思う。昔とはかなり変わっているのかもしれないが。
とはいえ、いくらホリエモンが「僕達はもう働かなくていい」みたいなタイトルの本を出してベストセラーになっていても(書店でチラと見た)、現実的に絶対に「僕達は働かないといけない」。
私は、最下層からスタートしたので、「つぶしの効く技能」というものに強い関心を持ち続けた。
イチローのような超人的野球選手だって、引退すればただの人。彼はたまたま、マリナーズの要職を得たが、スポーツのスーパースターも、引退したら、つぶしが効かないどころか、「何が出来ますか?」と聞かれたら、「野球が出来ました」という、笑い話になってしまうのである。

トータルで、そして、バランスを考えると、今は、「VBAが出来ます」が本当に良いと思う。ある程度、性格が良く、常識があるのは必須であるが。
「ヒーラーです」「スピリチュアルカウンセラーです」と堂々と言えれば素晴らしいが、本物なら、求めずとも仕事が押し寄せているはずである。
いや、実は、それが最高であるが、まず、自分を癒し、自分を救えることが必要である。








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