芸能人は世間に話題を提供出来なくなったら、忘れられて終わってしまうのかもしれない。
その話題は、一番良いのは、ヒット曲が出るとか、映画の主演をし、その映画がヒットするなどだが、本業でそれほど目立てないと、女性アイドルなら際どい写真集を出したり、趣味の絵で賞を取ったりが話題になるなら、まだ売れている内に入るのだろう。
そして、本業だけで十分に話題になる芸能人が余計な話題を作られるが、売れない芸能人は、どんどん過激な話題提供に走って破綻するのが1つのパターンのようだ。

芸能人ではないが、川上量生さんの話題を聞かなくなった。
今や、彼が、前カドカワ社長とか、ドワンゴ創業者であったのも忘れられてしまいそうだ。
川上さんは、常に話題を提供していたなあと思うし、そのセンスは凄かった。
ニコニコ超会議を開催して大赤字になると、赤字額5億円も話題にし、毎年、赤字額を発表し、ついには、「今年も赤字額発表があるよ」とさらに話題を取りに行く。
現社長で、当時は取締役だった夏野剛さんが「最初から赤字と決め付けないで欲しい」と言っていたのがネタにしか聞こえなかったが、考えてみれば、真面目に言ってたのかもしれない。
やがて、ニコニコ超会議の赤字発表がなくなったが、冗談で済まない赤字額になったのかもしれない(いや、元々、冗談でない額だったが)。
そもそも、書籍だったかWebだったか忘れたが、川上さん自身が、「ニコニコ動画のサービス更新が5年かかるが、それならもう終り。そこで話題提供のためにニコニコ超会議を始めた」といったことを言われていた。それを私は半分冗談だと思っていたが、本当だったということだろうか。
川上さんは、ドワンゴに人工知能研究所を作ったり、Google傘下のDeepMind社のAlphaGoが人間の囲碁棋士の世界王者を破ると、「AlphaGo打倒を目指してDeepZenGoを作る」と言って、本当にそのプロジェクトを開始し、確かに話題は取れていたが、金も半端なくかかったはずだ。
そして、やがて、川上さん自身の主張やインタビューが話題の中心になっていって、それも、ドワンゴやKADOKAWAの業績が好調な内は話題になったが、事業の方が駄目になったら全て終りである。
そして、川上さんは名誉毀損での訴訟合戦という、つまらない話題を提供してイメージを悪くしてしまっていた。彼は「1円請求訴訟」として話題を取ったつもりかもしれないが。
つくづく、話題は建設的なものでないといけないと思い知らされる。訴訟なんか最悪だ。
川上さんは、他にも、本当によく話題を提供してきたし、N高等学校は話題だけでなく、川上さんの素晴らしい業績だった。

愛すべき人だったし、ひきこもりの星であったのだが、最後はちょっと人が変わっていたように思う。
偉くなってしまったように思うのだ。
これも嘘が多かったのだが、梶原一騎さん原作の空手漫画で、当時、少年達のヒーローだった空手家が、こんなことを(漫画の中でだが)言ってたのを思い出す。
「強くなるより、偉くなりたがる者が多い。私は神棚になど断じて乗らない」
しかし、みんな偉くなって駄目になっていった。
それが結論だと思う。
ちびまる子ちゃんの大ヒットした歌の中に、「エジソンは偉い人」というフレーズがあるが、エジソンも偉くなって駄目になったのだ。
偉くなってからのビル・ゲイツの言葉は全く心に響かなくなった。
スティーブ・ジョブズは、スタンフォード大での講演で「愚かであれ!ハングリーであれ!」と言い、「偉くなっちゃ終りなんだ」と訴えたのと、「俺は偉くならんぞ」と思ったのかもしれない。









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