Web上の「性格診断」は沢山存在すると思うが、それが「心理学に基く」とか書かれていたら、大抵マユツバに思えるし、「統計に基く」なら、多少はマシなような気もするが、「どんな統計だい?」と疑わざるを得ない。
しかし、IBMのAIであるWatsonの「Personality Insights (性格分析)」はOKであると思う。
優秀なディープラーニング(深層学習)の仕組みを使い、膨大なデータを学習させ、精度の高い予測を提出していると思われる。
今日のディープラーニング型AIとは、高度な予測マシンである。
IBMのWatsonは、特に医療診断の分野で注目されていて、症状から病気を予測するという形で行うその診断は人間の医者を超える。
これはWatsonが持つ、ディープラーニングの基本的な仕組みである深層学習フレームワークが優秀であることを示し、多量のデータで学習すれば、ほとんど分野を問わず万能であると考えて良いが、その中でも、性格診断は、面白い上に適用しやすいものであると思う。

◆IBM Watson Personality Insights (性格分析)

無料で、アカウント登録もなしにすぐに使える(「デモを試す」を選ぶ)。
Twitterのツイートを自動取得して分析出来るし、書いた文章があればそれで分析出来る。
例えば、サンプルとして使われている夏目漱石の『道草』を使えば、夏目漱石の性格が細かく分析される。
夏目漱石の性格の中で、私が特に注目したのは、「快楽主義」傾向がゼロであることだった。

私も、ブログ文章がいくらでもあるので、最近の記事を10日分ほどペーストしたら、占いや一般的な性格診断で感じる、根拠のない「当たっている」とは異なる、冷静な興味深さを感じる。
沢山文章を書いている人は、自分を知る手掛かりが得られる。
文章を公開している人は、性格を分析されてしまう訳であるが、別に悪いことではないと思う。
私が好きな宗教人類学者の植島啓司さんの週刊文春の連載記事がWebで公開されているので、とりあえずだが、初音ミクさんの魅力について書いておられた、

◆「世界の全ての記憶」 植島啓司 14

で分析してみた。
実際は、全ての記事を使って分析した方が良いはずであるが、とりあえず、これだけでやってみたのである。

また、初音ミクさんのパパ(と言ったら変な誤解をされそうだが)、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長についてもやってみようと思ったが、対談形式のものが多いし、本人が書いた訳ではないから、どこまで正確か分からない。
それで、調べてみると、伊藤社長が教授を務める京都情報大学院大学での特別講演の記事が、同大学院大学のサイトにあった。

◆「初音ミク」を生んだ伊藤博之教授の特別講義が行われました

単に、自分の診断結果を見るだけでなく、こういった優れた人達と比較すると解ることもある。
彼らが、私と圧倒的に異なるのは「変化許容」傾向が抜群に高いことだ。
私はそれが小さい。
冷静に考えると、その分析は正しいと了解した。
ならば、変化を受け入れるよう工夫すれば良い。
そうすれば、初音ミクさんは俺の嫁・・・かどうかは分からないが、前進が期待出来るだろう。
Watsonを無償公開してくれたIBMに感謝する。









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