私は、器用に5本指タイピングをする良いプログラマーというのを見たことがない。
昔、坂村健一氏(IoT用OS世界トップシェアのTRON開発者)が公案したという、TRONキーボードを見たことがあるが、これは中央がやや高くなっている。
普通の水平なキーボードは腕や肩を痛める恐れがあるらしいが、私も、そうではないかと思う。
そして、その悪影響は脳に及ぶ可能性があると思う。
だが、せいぜい、人差し指と中指程度しか使わないなら、普通の水平キーボードでも問題ない。
それもあったが、私は5本指でキーボードを打つメリットがあると思ったことがない。

また、エディタや開発環境ソフトの機能を隅々まで知っている優秀なプログラマーも見たことがない。
むしろ、ショートカットキーを駆使するようなプログラマーが駄目なのを見て、余計なことは覚えないようにしたくらいだ。
まあ、大抵の開発環境ソフトはF5でプログラム実行するので、その程度は覚えたが、それすら、マウスクリックで行うことがよくある。
つまり、良いプログラマーというのは、アルゴリズムやプログラムの合理的な書き方にはこだわるが、その他は、どうしても必要なことだけ覚えるものだと思う。
丁度、美味しい料理を食べるのに、最低限必要なマナーは守っても、変な理由で作られた作法に付き合わないようなものだ。

大切なのはスピードだ。
野球でも、サッカーでも、際立った美点がない限り、脚が速いことが圧倒的に有利であり、走り込みをちゃんとやった選手が成功することが多い。
走るだけでなく、神経や身体のバランスが良く、速く動けることが、そうでない者に差を付けるのである。
プロレス史上最高のレスラー、ルー・テーズが「私の肉体は平凡だが、ただ1つ、反射神経が良かった」と言っていたらしいが、人間、根本的な反射神経というのは、皆、それほど変わらず、刺激を感じた時に、速く適切に動けることを、運動における「反射神経が良い」と言うのである。テーズはきっと、考えるより早く、的確に動ける訓練を多くしたのだと思う。
「考えるな、感じろ」であるが、感じても動けなければ滑稽である。

優秀な学生は、間違いなく、速く読む訓練をしている。
速く読み、正確に理解出来ることが本当の秀才であり、それが、連想力や想像力にも結び付くのである。

ひきこもりで、しかも、能力のない私が社会でうまくやってこれたのも、キーボードの高速タイピングを徹底的にやったからだ。
しかし、タイピング練習ソフトなんてものを使ったことは1回もないし、興味を持ったこともない。
沢山の文章を早く入力しなくてはならなかっただけだ。
面倒なので、その理由はいちいち言わないが、スマホなどのタッチパネル入力に熟達しても何にもならない。下らない短文を、そこそこ速く打てて何になろう。
社会でうまくやっていきたいなら、キーボードの付いたパソコンを使い、高速でタイプ出来るようになることだ。
やることがなければ、良いプログラミングを写しても良い(これを、プログラミングの世界で写経と言うことがよくある)。
たとえ真似でも、高速で打ち込めるようになったら、プログラミングをマスターしたも同然である。

脳波が下がるほど、主観時間は客観時間をどんどん超える。
丁度、『サイボーグ009』で、加速装置を使っている009や、H.G.ウェルズの『新加速剤』で、加速剤を飲んだ人間には、周囲の動きがスローモーションに見えるようなもので、「能力が高い」とは、そういった状態になることを言うのである。
私は、何かの速読術の本に書いてあったが、本1冊を瞬間で一気にめくりながら、本の中の文字を見るという訓練をよくやった。
それで、精神の速度が向上し、普通の人の数倍~数十倍の速さでプログラミングが出来るようになったので、自分ではほとんど仕事をしていないつもりでも、実は結構、成果を上げているのだと思う。









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