特に心霊写真で有名だった、超能力研究家の中岡俊哉さんの伝記『コックリさんの父 中岡俊哉のオカルト人生』を読むと、中岡さんがいかに驚異的な人物であったかが分かる。
年間に出す本が4冊なら非常に少なかったということになり、普通は毎年8、9冊、最高で28冊(口述のものが多くなるが)だったという。
しかも、その間、テレビ番組の企画、テレビ出演、世界中へ取材旅行、さらには、国際的な超能力研究会議を日本で行った時は主催者としてあらゆる労を取った。
それだけではない。
霊障等の不安を訴える読者の面談も毎日相当数、真摯に対応していたようだ。
超人的な活動であるが、それを60代になっても、全くペースを落とさずに・・・むしろ、実績を積み、知名度が上がるごとに活動範囲を広げていったほどだったと思う。
そして、1990年、64歳の時、脳梗塞で倒れ、全身が動かなくなる。指1本動かなかったらしい。
しかし、中岡さんは超能力研究家で、その頃特に、ハンドパワーなどのパワーヒーリングの研究に没頭し、自らもヒーラーだったのだから、自分で治すと決意する。
ご存知の通り、これほど重度の脳梗塞の回復は非常に難しく、しかも、歳も歳で、医者も、命が助かっても、あらゆる障害が残るとはっきり宣言した。
ところが、中岡さんは身体の自由を取り戻して医者を驚かせ、CTスキャンを撮ると、脳梗塞が治ってしまっていたという。
そして、あり得ないはずの現場復帰となる。
これは、本当に信じ難い凄い話と言って良いと思う。
重度の脳梗塞が治った(しかも短期間で)話など、聞いたことがない。
ただ、これは、中岡さんが研究されていた現代科学を超えた超パワーの威力ということもあるだろうが、何よりも、中岡さんが決して諦めなかったことが大きいのだと私は思う。
ウィンストン・チャーチルの「決して諦めるな、決して、決して、決して」こそ、人間最大の力かもしれない。
だが、諦めないためには、諦めない理由も必要だ。
それに関しては、林悦道さんの『誰でも勝てる!完全「ケンカ」マニュアル』に素晴らしい話がある。
著者の林さんの知る土木工事の親方は、戦争中乗っていた海軍の船が5回もアメリカ軍の魚雷で沈められたそうだ。
海に投げ出され、板にしがみつくも、海中の鱶(フカ。鮫)も含め、あらゆる恐怖と絶望感で皆、一晩持たずに死ぬが、その親方はそんな状況で5回も生き抜いた。
その秘訣は、酒が大好きな親方は、陸に上がって酒を飲むことだけを考えたことだった。
もう一度、陸に戻って酒を飲みたい・・・その願望が強いので、彼は、決して、決して、決して諦めなかったのだ。
虐げられたり、隅っこの場所しか与えられなかった人は、力を得て偉くなりたいはずだが、それを決して諦めてはならない。
ただ、本質に関わらない願いは、もちろん、諦めずに求めれば良いが、あまりこだわってもいけない。
例えば、東大入学を目指すなら、それを貫けば良いが、本当の目標は東大ではなく、人生で成功することのはずなのだ。
むしろ、東大を落ちた方が、後で良かったと思うかもしれないのである。
だが、中岡さんが、再び健康になって仕事をしたいと思ったような真の願いは、どんなことがあっても諦めてはならない。

私もそうだが、中岡さんの印象は、あまり良くなく、むしろ、怪しいおじさんという先入観が強いが、それはマスコミが作り上げたイメージである。
とはいえ、私は一頃、精神世界の本はジョセフ・マーフィーのものすら全部処分したのだが、なぜか中岡さんの本は残しており、代表作の1つ『ハンド・パワーの秘密』は、非常にきれいな状態で残っている(つまり、あまり読んでいないということなのだが)。
超能力研究者で、社会的にも高い実績を残した人としては、橋本健さん、関英男さん、政木和三さんらがいるが、これら、学生時代に学問を積んだ人達(全員、博士である)と違い、学歴がなく、完全実見主義、現場主義の中岡さんが最も説得力があるかもしれない。
この分野で世界的に有名なイギリスの作家コリン・ウィルソンと比べても優るとも劣らないと思う。









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