スポーツテストという体力測定が、小学校から大学の初学年くらいまであると思う。
小学生では懸垂は難しいからだと思うが、低い鉄棒を使った斜め懸垂を行うことがあると思う。
私はそれを、小学5年生の時にやったことを、特に覚えている。
4年生や6年生でもやったかもしれないが、5年生の時のだけ覚えているのだ。
ところが、自分がどれだけ出来たかは、全く覚えていない。
小学5年生の、そのスポーツテストの時、自分達のを終えた子達が皆、1人の男子生徒が、延々と続けているのを見ていた。
ところが、その男の子の角度が妙に浅い・・・つまり楽な角度でやっているように思われ、それを口に出す子もいた。
すると、その男の子は、斜め懸垂を続けながら、顔を歪めて、「しんどいんだぞ」と言い返す。
そして、200回になったところで、その男の子が自主的にやめるか、先生が止めたように思う。

確かに、あの男の子は、少々楽なゆるい角度でやっていたのだと思う。
しかし、悪い印象は残っていない。
つまり、あれで良いのである。
我々はどうも、運動といったら、いわゆる「キツい」「キく」ものが立派だという、おかしな観念を持っているのではないかと思う。
懸垂なら、さらに足に重りをつけたり、腕立て伏せなら、足を台に乗せたりとかね。
スクワットも、バーベルをかついでやらないと有り難味がないと思う人も多いと思う。
ジャッキー・チェンが、映画の中で、足を縛って、真っ逆さまの状態から腹筋運動をするのを見て喜んだりするのである。
逆に、負荷の軽い運動は、「老人用だ」と言って馬鹿にするが、その「老人用」すらせずに、腹が出っ張って肥満している者が大半である。

しかし、キツい運動は続かないのである。
そして、キツい運動は、ほぼ必ず身体を痛める。
私も、出来るだけ負荷を高くして腕立て伏せをやっていたが、肩を痛めたり、腕に痺れが起こるなどで悩まされたが、それでも、少し良くなったら、また脅迫観念的にやったりする。
だが、腕立てなら、壁から少し離れて、壁に手をつき、腕を曲げながら、壁に身体を倒すような軽いもので十分なのである。
そして、負荷は軽くていいから、回数を多くすることだ。あの男の子のように。

最も良いのは、やはり腕振り運動で、これなら、誰でも数百回とか数千回も可能だろう。
それなりに鋭く振れば、良い運動になる。
関英男博士は、毎朝2千回やり、90歳を超えても、元気に海外を飛び回って研究されていた。

私は腹筋運動はやらない主義だった。
有益な機能ではないし、腰を痛めるからだ。
ところが、首だけ上げるような、腹筋運動ともいえないものを200回ほどやると、翌日、腹筋が筋肉痛になり、しばらくやると、身体が引き締まった良い感じになった。
他にも、軽い運動を延々繰り返すようにやると、身体が軽く、生命力が蘇り、明らかに若返った感じになる。

厳しい、負荷の高いトレーニングをするプロスポーツ選手は、引退の時には身体はボロボロであるのだと思う。
現役時代は華やかで格好が良くても、引退後、身体が深刻な状態である元スポーツ選手が多いはずである。
普通の筋力トレーニングをしないイチローは、40歳を超えても健康なようだが、あれでも、実際は、いくらか身体を痛めてるように思える。
現役時代、筋トレをやらなかったり、サボったりした選手が健康なのだと思う。
ましてや、我々一般人は、負荷の軽い運動をした方が良く、負荷が軽い運動を長時間やれば、素晴らしい身体になる。
そして、最上の運動がまさに、自然に長時間歩くことなのである。
競歩でもやっているかのように、不自然に大袈裟に腕を振って速く歩く必要などない。
かといって、ダラダラ歩くのも良くないし、スマホを見ながら「よくこんだけノロノロ歩けるものだ」と呆れる者も多い。また、やはりスマホを見ながら、周囲への気遣いは全くなしでトロトロ歩いているのを見ると、「車に轢かれろ」とまでは思わないが、「ドブに落ちろ」程度は思ってしまう。その方が、連中も、間違いに気付いて幸せだろう。
あまり車を使わず、当たり前に歩いていれば、健康であるし、その上に腕振り運動をやれば十分だろう。
まあ、ヒーローのような身体を目指す私は、他にいろいろ運動をするが、それは、延々繰り返す一回一回の負荷が軽い、楽しい運動なのである。









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