限度もあるが、特に若いうちは、学校や職場が快適でない方が絶対に良い。
嫌な教師や上司、低レベルで付き合いきれないが付き合わざるをえないクラスメイトや同僚、そんな者達がいるからこそ、力をつけようという強い動機を持てるのである。
周囲の連中と、チャラチャラやれる者は堕落する一方であることが、はっきり分かるのでる。
まあ、家庭だけは温かくありたいものではあるが、不幸にして家庭環境に恵まれなかった者は、致命的な欠陥を持つ可能性も高いが、スーパーな人間になることも出来るのである。

若いのに、驚くべき能力を持っている人がいる。
どんな能力かというと、心を消してしまえる能力である。
これは無敵である。
なぜなら、心が消えれば、神や仏なのであるから。
そんな者も、大抵は、その力をあまり長くは使えないし、意識的にその能力を行使しないので、劇的な存在にはなっていないが、その者は、その気になれば世界でも手に入れられるのである。
そして、そんな者というのは、不幸な子供時代や青春時代を過ごした者なのだ。
子供や、ごく若くて、何の力もないのに、世の中や大人に踏みにじられたり、1人で全く勝ち目のない戦いをせざるを得ない中で、あまりの辛さ、苦しさに、心を消すことが出来るようになってしまったのだ。
そんな者は、なんとなく心を消してしまえるが、分析的に考える能力が発達すると、そのやり方を教えることも出来るようになる。
本物の霊的教師というのは、おかしな修行を積んだ者ではなく、苦しい過去を背負った者なのである。
あるいは、心を消した瞬間の子供を見る機会があれば、そのやり方のヒントが得られる。
あの独特の表情だ。
どこを見ているか分からない視線、沢山の機関銃や火炎放射器を向けられ、死を受け入れたような、全てを諦めてしまったような沈黙。
呼吸は止まり、指から力が抜けている。
前世で、ナチス・ドイツの武装親衛隊に火炎放射器で焼き殺された者がいる。
その者は、その時、自分は恐怖を感じていたが、一緒に殺される者達が、多少は恨むような表情はしていても落ち着いていたのを覚えていると言う。
そして、猛烈な炎が押し寄せていた中、「死んだのに生きている」ことが解ったのだ。

ただ、そんなことを教えてもらったとしても、ある程度は不幸な状況になければ、それを自分のものにしようとは思わないだろう。
だが、今が惨めであるなら、その力を手にすべきである。









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