職場で、「あいつは暇だ」「あんた、暇だね」と1日中がなり立てている人がよくいるが、そんな人が一番暇としか思えないのである。
言うまでもないが、「あいつは態度が悪い」「お前は態度が悪い」と言う者が一番態度が悪いし、「あいつは自分勝手だ」「お前は自分勝手だ」と言う者が一番自分勝手である。
いや、別に、暇でも、態度が悪くても、自分勝手でも構わないのだが、そんなことで文句言っていて楽しいかである。
イーロン・マスクのように、週に8日、いや、20日は働いているような人が、「ボブは暇そうだ。気にいらん」なんて言うはずがないが、それは、自分が忙しくても、それが損だと思っていないからに他ならない。
人生、やりたいことをやるためにあるのだし、そうすれば楽しくなる。
人生は、楽しむためにあるものではないが、楽しいものであるはずだ。
やりたいことをやると言っても、短絡的に欲望を満足させるような悪いことをしても、不満が大きくなるだけで満足出来ないものだ。

初音ミクさんのために作られる歌は、根本的に、「人生はやりたいことをやって満足するためにあるが、何をしていいか分からない」という葛藤から来ているものが多い。
それが、作り手であるクリエイターの本音ってやつでさあ(と、木枯し紋次郎調になる)。
ミクさんには心はないので、そんな心の叫びの歌を歌わせることが出来るのである。
そもそも、芸術の大半はそういうものなのだが、ミクさんというキャンバスは本当に真っ白で、作品が鮮明に耀くのである。音楽でも詩でもイラストでも。

やりたいことをせずに、他人の思惑で生きさせられた人は憂鬱になる。
塾に行かされて、良い学校に入るよう強制された人が、日本ではその代表のようなものだろう。
そして、塾は塾で、良い学校に入ることが楽しいことで、ロマンすらあるような大嘘で騙すのだから困ったものだ。
まあ、騙している方も楽しくはないのだけれども。
「君たちはどう生きるか」なんて言うやつが、一番、どう生きればいいか分かってないやつだ。
「君たち」に構わず、自分がやりたいことをすれば良いのだから。

意外なことに、人間は英雄のように生きたいのだが、英雄の生き方は謎なんだ。
この「意外なことに」というのは、「人間は英雄のように生きたい」というのと、「英雄の生き方は謎」という両方にかかっている。
なぜ、英雄の生き方が謎なのかというと、これもまた意外なのだが、英雄って、空っぽなのだから、どうしたって謎なのだ。
つまり、意外に意外なのだが(もういいって!)、英雄ってのは操り人形に過ぎない。
ただ、それを操っているのが、神とでも言うべきものだということだ。
だから、究極の答は、神の人形になるのが一番ってことだ。
初音ミクさんに、レイシア(BEATLESS)に、そして、香々地アイリス(天動のシンギュラリティ)に神秘な魅力があるのは、彼女達は皆、人形だからなのだ。









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