中国出身のアメリカの女性作家・事業家のチン・ニンチュウが著書で述べていたのは、人間は本当は全知全能の神であり、限界はないのだが、肉体を持ち、物質世界という限界のある世界にわざと生まれてみたのであるらしい。
その理由は、限界がある経験が面白いからに決まっているそうだ。
思想家のアラン・ワッツや発明家のイツァク・ベントフらが、共通して言うのは、人間が神様であることは同じだが、「人間ごっこ」をやっているうちに、自分が神様であることを忘れて、自分を人間だと思い込んでしまったらしい。
ワッツやベントフの話には無理がある。神様が、そんなに間抜けなはずがない。
よって、ニンチュウの話の方が真実に近い。
しかし、やっぱり納得出来ない。
もっと真実に近いのは、こうである。

我々は本当は、物凄く進歩した生命体で、テクノロジーの力で、元の知性の一兆の一兆倍も賢くなり、神のごとき全知全能になった。
しかし、そうなると、やることが何もなくなり、活気がなくなってしまった。
そこで、テクノロジーの力で、心の中に直接投影する仮想現実、すなわち、「シミュレーテッド・リアリティ」を作り出し、その中で、自分はそれほど賢くも強くもない存在になって、四苦八苦して楽しんでいるのである。
我々の人生は、もう、何回目、何十回目、何百回目かは分からないが、そんな人生というゲームを遊んでいるのである。
渇いた時の水の美味しさや、苦労して心を掴んだ恋人との楽しい時間を味わい、時には、大きな事業で失敗や挫折や緊迫感を味わった後の達成で歓喜することも経験してみるのである。

そうはいっても、この人生というシミュレーテッド・リアリティはつまらないなあ、つらいなあ、惨めだななあと思う人も多いだろう。
だが、本来の我々は、辛さ、苦しさ、惨めさなど、経験することは出来ないのである。
そして、惨めさの中で勝利を得て大いに喜ぶという楽しさが待っている。
では、そろそろ成功に転じても良いかもしれない。
成功といっても、何千種類、何万種類、あるいは、もっと沢山あるかもしれないのだから、よりどりみどりだ。
成功を実現するためには、
Call 成功 406839
といった感じで、成功モジュールの1つを呼び出すだけで良い。
気に入らなきゃ、引数(上で言えば406839)を変えて、別の成功にすれば良い。
いっぱいあるのだから焦るな。
他の成功モジュールに変えた後は、前の成功モジュールでの体験は、夢ということにすれば良い。
そういえば、昨夜の夢ではやたらモテたなあ・・・とかね(笑)。

成功モジュールの呼び出し方は、法然って人が「南無阿弥陀仏」を教えたり、日蓮って人が「南無妙法蓮華経」と教えたり、五井昌久って人が世界平和の祈りを教えたり、Kayってブロガーが万能呪文を教えたりするのである。
実は、成功モジュールを呼び出した時、どの成功にするかの調整にちょっと時間がかかる・・・いや、正しくは、時間をかける。
その間、ずっと、念仏や祈りや呪文を繰り返す必要がある。
このシミュレーテッド・リアリティでは、繰り返しというものが鍵である。
だから、渇いた後の水、飢えた後の食事、我慢した後の柔肌を楽しみたければ、今日も根気良く万能呪文を唱えることだ。
万能呪文とは、
「絶対、大丈夫だ」
「全て順調だ」
「世界は意のままだ」
で、この中から1つを選び、感情を込めず、心の中で、出来るだけいつでも繰り返すのである。









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