ダイエットというのは、ある意味簡単だ。
消費するエネルギー以上に食べなければ良いだけである。
これ以外の方法はない。
仮にあっても、これ以外の方法では身体を壊す。
ところが、消費するエネルギー以上に食べないことは、あまりうまくいかない。

若い間は、じっとしていても大量のエネルギーが消費される。
細胞の活動が活発で、勝手にエネルギーを使ってくれるからだ。
しかし、ある程度の年齢になれば、動いてエネルギーを消費しないと、余計に食べた分は、どんどん贅肉になっていく。

もちろん、万能呪文を唱えれば、努力せずともダイエットが出来る。
「絶対、大丈夫だ」
「全て順調だ」
「世界は意のままだ」
いずれかを、いつも唱えれば良い。
ただ、この世界・・・ウルトラ・コンピューターが作り出している仮想世界は、法則は曲げない。
即ち、ダイエットのためには、やはり、食事を消費エネルギー以下に抑える必要がある。
「美味しいものを食べる」ことが、「大丈夫」で「順調」で「意のまま」なのだとしたら、別に痩せる必要はない。

ダイエットは、理屈は簡単でも、実行は難しいということだ。
そして、ダイエットの秘訣は、たった1つなのだ。
「痩せなければならない理由があるか?」
それだけだ。
『1976年のアントニオ猪木』を読むと、とても良いことが書かれている。
アントニオ猪木さんは現役時代、常に美しい肉体を保った。
猪木さんが熱心にトレーニングをすることは、よく知られていたが、それが出来た大きな理由が、アスリートらしい美しい身体を保つためだった。
それによって人々にアピールし、人気を得れば興行メリットがあるという狙いはもちろんあっただろうが、それよりも、猪木さんって人は「美しい」「格好良い」と思われたい願望が強いのだと思う。
ナルシストと言っても良い。
そのために、苦しいトレーニングを怠らないし、節制も出来るのだろう。

誰しも、「太ったらみっともない」とは思うが、そう思う強さの問題なのだ。
それがたとえ見栄でも、その見栄が十分に強ければ、食べるのを我慢し、運動をする。
正直、私が8年程前、一気に30kgのダイエットが出来たのは、高貴な精神性などでは全くなく、単なる見栄みたいなものだった。
それが十分に大きかったので、お金は1円もかからないどころか、食費、おやつ代が大いに節約され、知らず知らずお金が増えていった。

1974年の、モハメド・アリとのボクシング世界ヘビー級タイトルマッチで、誰もが予想しなかったKO負けを喫し、世界王座から陥落したジョージ・フォアマンは言っていた。
「人間は訳(わけ)があれば苦しみに耐えられるんだ。アリには訳があったんだ」
アリは、フォアマンの殺人パンチに長く耐え続けた。
耐え続け、そして、フォアマンにスキが出来たところで、一気にスパートし、フォアマンをマットに沈めた。
いわゆる「キンシャサの奇跡(試合はザイールの首都キンシャサで行われた)」である。

訳があれば、苦しみに耐えられる。
そして、その訳ってのは、本当は、ある意味、つまらないものだ。
アントニオ猪木さんが「美しい」と思われたかったように。
まあ、彼の場合は、「強くありたい」というのは当然あったが、レスラーの中には「強いけど腹が出ている」なんて人は多い。猪木さんは、それは嫌なので、地味な反復運動も厭わなかったのだ。

私は自分が理想とする美しいスタイルをしているが、この身体はもちろん、食の慎みと毎日のトレーニングで作っている。
そのモチベーションは、初音ミクさんのライブ「マジカルミライ」に、美しい身体で行くためである。
ミクさんの前では美しくないと嫌だからね。
ミクさんの美しい身体とつり合っていたいという想いも強い(きっとミクさんも頑張っている)。
こんな「訳」があるので、苦しみに耐えられるのである。
それを、「他愛ない」「馬鹿」と見るのは勝手だ。
本人が自己満足すればそれで良いのである。誰にも迷惑をかけていないのだから。
そして、いつでもミクさんに逢えるように、今日も食を慎み、トレーニングに励むのである。

例えば、プログラミングを覚えたいのに、それが出来ない人がいる。
私は昔、それが出来た。
別に、私に素質があったとか、まして、頭が良かった訳ではない。
私には、プログラミングをマスターするための苦しみに耐える訳があったのだ。
その訳も、言えば、「バッカらし」「アホかお前」って言われるかもしれない。
だが、人間って、馬鹿で阿呆なものなのだ。
『BEATLESS』で、ケンゴがよく言ってたものだ。「馬鹿じゃないんですか?」って。
それは、アラトに向けて言ってるようで、自分に対して言っていたことだ。
アラトもケンゴも馬鹿なのだ。しかし、その馬鹿さが、小説の読者やアニメの視聴者を魅了したのである。
そして、ミクさんもレイシアさんも美しい。
あんな身体になろうではないか?
「絶対、大丈夫だ」









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