ジョセフ・マーフィーの潜在意識による成功法則について、真面目な解説本を書いている人がいる。
マーフィー法則を情熱を込めて研究したというのは本当で、多分、善意で書いたのだろうと思いたい。
そして、その著者は、まず、マーフィー法則について誤解している人が多いと主張する。
要は、マーフィー法則で良いことが起こらない人が沢山いるぞと言いたいのだろう。

しかしだ、マーフィー法則って、そんなに難しいものか?
軽いノリで捉える人も多いかもしれないが、だからと言って、そんな人達がマーフィー法則を誤解しているなんてことはない。
マーフィー法則は、子供でも理解・実践出来る簡単なものだ。

それで、なぜ成果が出ないかというと、呪文を唱えていないから・・・これだけである。
呪文は、英語でスペルと言う。
スペルは、もう日本語のようなものだが、「スペルはどう書くの?」というのは英語としては間違いで、これは「スペリングはどう書くの?」が正しい。
スペルだと、「綴る」という意味の動詞だ。
また、スペルには「魔法をかける」「魅了する」という意味があり、名詞としては、「呪文」「魔法」といった意味だ。
呪文を唱えるは、Cast a spell と言う。

要は、繰り返し使うことで魔法のような効果がある短い言葉を呪文と言うのである。
今後は、自己暗示、アファーメーションを使わず、極力、呪文と言うことにする。

いくらマーフィー法則を使っているようでも、普段、頭の中で、「お前は駄目」「失敗する」「下手くそ」なんて言葉が、1分に何百もつぶやかれていることが、科学的研究で分かっていて、マーフィー法則のテクニックがことごとに無効化されるのは当たり前なのだ。
そして、逆に言えば、呪文を沢山唱え、頭の中の悪魔のささやきを無効化すれば、思うがままになるが、そのための呪文は、
「全て順調」「絶対、大丈夫だ」
と、個々の願いではなく、汎用的なものにすれば、悪魔の声を消す威力が大きく、そして、文字通り「全て」うまくいくのである。
もちろん、何を唱えても効果はあるが、大切なことは、特に初心者のうちは呪文は1つにした方が絶対に良いこと、呪文は頭の中で感情を込めずに淡々と唱えること、そして、出来るだけ多く唱えることだ。

世界的に有名なプロレスラーだったジャイアント馬場さんは、未来日だが、バディ・ロジャースという世界チャンピオンに物凄く憧れていて、よく観察したようだ。
そして、ロジャースの力の要因は、トレーニングの多さでも何でもなく、「他の選手達が移動中、酒を飲んで雑談したり、ゲームをしている中で、ずっとプロレスのことを考えていたこと」だと言う。
しかし、人の頭の中なんて覗けない。
実際は、ロジャースは呪文を唱えていたはずなのだ。
例えば、「俺は超格好良い人気者だ」とかね。
これは、普通は、自己暗示とかアファーメーションと言うのかもしれないが、呪文と言えるほど徹底してやってこそ、ロジャースのようにうまくいく。
その場場さん自体が、「馬場という男はプロレス入りしてから、何もかも順調でした」と言ったことがあるが、これも間違いなく、馬場さんはいつも「全て順調だ」といった感じの呪文を唱え続けたから、結果順調だったのである。

人生が思い通りかどうかは、呪文を唱えるかどうかだけで決まる。
そして、呪文は、現在形が最も良いと分かった。
もちろん、「全て良くなる」でも効果はあるが、「全て善し」と現在形にした方が良い。
なぜなら、潜在意識に時間や空間はなく、全て「いま」「ここ」だからである。
最も間違いない呪文は、
「全て順調」
「絶対、大丈夫だ」
と思う。









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