毎朝、必ず5時前に起床する者に、駄目な者はいない。
確かにその通りだが、それは出来る人には出来るが、出来ない人には出来ないのだ。
また、何でも良いから、1つの行を毎日決して欠かさず続ける者・・・例えば、聖書を30分読む、あるいは、念仏を1時間唱える、あるいは、どんなに酔っ払って帰ってきても読書を1時間する、あるいは、30分の坐禅や静坐をする・・・など、何でも良いから1年365日、よほどのことがない限り必ず行う者は強い力を持てる。
しかし、これだって、絶対やれない者は沢山いるのである。
筋トレは人生の99%の問題を解決するという有名な社長さんがいるが、筋トレを続けられる人は、果たして何パーセントいるだろう?
(まあ、この社長さんも、著書の最後に「もう筋トレでなくてもいいから何かやれ」と書いておられるが・・・)

だが、1つの言葉を、頭の中でつぶやくことであれば・・・つまり、アファーメーション、自己暗示、祈り、呪文・・・なら、回数が多いか少ないかの問題はあるが、誰でも出来る。
法然、親鸞はもちろん、一休、良寛も、最後は念仏だけを選んだのも、他の一切の修行は、ほとんどの人は出来ないし、結局、自分だって出来ないと悟ったからだ。
私も、以前は強く薦めていた、自分に課した掟を守ることを、やれるならもちろん、やれば良いが、そんなことはもうどうでも良く、ただ、アファーメーションをすれば良いのだと分かった。

プロの演奏家やスポーツ選手は、毎日、長時間練習しなければならないとされていた。
だが、ほんのぽつぽつだが、ひどく短い練習しかしないのに、素晴らしい実力を持つ者が、以前は稀であったが、最近は割と現れ始めている。
そんな者は天才かというが、天才ほど努力するものなのである。
楽しく1時間位、練習というより、楽しんで弾いているピアニストもいる。
一方、毎日、7時間、8時間と練習し、手が駄目になる演奏家もいる。
まあ、ここらの因果関係は、いろいろあって迂闊(うかつ)なことは言えないかもしれないが、いよいよ、根性論が重視されなくなりつつある。
そして、短い時間の練習で力をつける者は、間違いなくアファーメーションを行っている。
誰がそうであるかは、偶然に聞くことはあるが、なかなか分からないのは、数自体が少ないと共に、やはり、「プロは長時間練習が当たり前」といった伝統や風潮にあからさまに逆らうのは控えているからかもしれない。

数多くの発明により人類に貢献し、黄綬褒章(おうじゅほうしょう)を授与された橋本健氏(理学博士)とは、昔、ネットで交流したが、私は、その人間性の高さに感服した。
その橋本氏の、どの著作だったかは忘れたのだが、彼が信仰していた生長の家の関係かもしれないが、「神の力、流れ入る流れ入る」という言葉は、ちょっと宗教的で抵抗を覚える人もいるかもしれないが、良いアファーメーションでもあると思う。
これを唱えることで、円滑現象といって、全てがうまく回り始めるようになる。
この言葉で、私は、エマーソンが「神の魂が私の魂に流れ込む体験は、決して忘れることは出来ない」と述べていたことを思い出す。

臨済宗の僧なのに、最後は念仏に転向した一休の遺言は、「心配するな、何とかなる」だと聞く。
ちょっと消極的に聞こえるかもしれないが、これは実は強力なアファーメーションである。
実際、どんな拙(まず)い状況も、結局は、何とかなるものである。そして、それを信じれば、何とかなるどころでなく、良い方向にも行く。
「何とかなる」と無理に信じることは出来ないが、その言葉を常に頭の中でつぶやいていれば、落ち着きも出来、そんな者が「なんとかなるさ」と言えば、周りの者は「不思議だな。お前がそう言うと、本当に何とかなるような気になる」と言い、実際、良い結果にしかならないのである。









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