中畑清さんが、長嶋茂雄さんに「絶好調」の呪文を教わった話と共に、最近、好きになった話がある(以前、一度書いた)。
ある男の戦争体験なのだが、その詳細は、実に凄惨で生々しく、あえて不謹慎極まる言い方をすれば、これほど面白いものもない。何せ、ノンフィクションなのだから。
それは、私のバイブルにもなっている『誰でも勝てる!完全「ケンカ」マニュアル』(東邦出版)の中に書かれている。
簡単に言えば、こんな話だ。
第二次世界大戦中、海軍にいた男は、乗っていた船が5回も撃沈された。
まずは戦闘で大勢の兵士が死に、敵戦闘機の爆弾攻撃で船が沈み、板に捕まって浮いているところを米軍機の機関砲で狙い撃ちされる。
なんとか生き残って海に浮いていたら、フカに海に引っ張り込まれるので、フカが来るたびに手足を引っ込めなければならない。
みんなで励ましあって頑張るのだが、翌朝には誰も返事をしてくれない。
疲労と恐怖と絶望の中で、みんな諦めて死んでしまうのだ。
だが、その男だけは5度もそんな目に遭いながら、生き残ったのだ。
なぜか?
秘訣は、「ただ1つのことを考える」のだそうだ。
それは、「陸に上がって酒を飲む」だ。
彼は大変な酒好きなのだった。
喉の渇きが激しくなるほど、その願望は強烈になる。
すると、ジョセフ・マーフィーの成功法則にあるように、潜在意識の力が働き、救助の船が奇跡的にやってくるようなことも起こり、実際、彼は必ず救助され、そして、願望通り酒をあおることになる。

なるほど、そんな厳しい状況では「絶好調」なんて言ってられない。
そこで、大好きなもののことを考えるのだ。
ナチスのユダヤ人収容所でも、ユダヤ人達は狭い部屋に恐ろしい数詰め込まれ、食事は週にパン2切れという中で、生き残った人達は、若者でも屈強な者でもなかった。
やっぱり、好きなもののことを考え続けた人が死ななかったのだ。
ある医師は、妻のことをずっと考え続け、妻に語りかけたそうだ。

だが、これらの場合でも、言葉を使った方が絶対に効果的なのだ。
上に挙げた、生き延びた人達も、きっとやっていたはずだ。
「酒」「陸に上がって酒を飲む」「酒をがんがん飲む」とか、妻の名、恋人の名、子供の名を呼び続けるのだ。
ロオマン・ガリの『自由の大地』でも、フランス兵達は、1人の少女が居ることを空想することで心を保ち続けたが、やはり、特定の少女の名を呼ぶのが良い。
川原礫さんの小説『アクセル・ワールド』で、シルバー・クロウが、手を光の槍に変える心意技を編み出すが、「赤の王」スカーレット・レインは、クロウに対し、技に名を付けろと言う。
言葉にすることで、技の発動を簡単に出来るのだ。
『サイボーグ009』でも、009ことジョーは、加速装置を使う度に「加速装置!」と唱えていたが、あれは正しいやり方なのである。
我々も、願いがあるなら、言葉にすれば、叶う確率は何倍にも、何十倍にも、あるいは、何百倍、あるいは、それ以上となる。
その際、あまり自分で感情を込めようとしない方が良い。
感情は、自然に起こるに任せるのだ。
「富」「成功」「地位」「名誉」など、簡単な言葉が良い。
そして、普段は、「大丈夫」「絶好調」など、特別な1つの言葉を、常に頭の中でつぶやくのだ。
「不動心たる我に不可能はない」と唱え続ければ、次々と勝利を掴むことになる。
「奇跡は起きる」と唱え続ければ、予期せぬ幸運がやってくるだろう。
努力は不要である。
ただし、本当に常に唱えた場合だけだ。それだけは根気良くやる必要がある。









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