メキシコ人のドン・ミゲル・ルイスの著書『四つの約束』の中に書かれていたような気がするが、エデンの園でイブをそそのかし、知恵の木の実を食べさせたヘビは我々の頭の中にいて、ずっと有害なことを喋り続けているらしい。
ヘビかどうかはともかく、人間が頭の中で、ずっとお喋りをしているのは本当で、もし、頭の中のおしゃべりを消すことが出来れば天才・超人になると言う人もいるが、それはおそらく本当だろう。

だが、まず、我々は、頭の中のおしゃべりを止めることは出来ない。
ヒンズー教や仏教の修行を積めば、それが出来るのかもしれないが、それは、命懸けの修行を何十年もやってこそで、そんなこと、志高いヨーギや僧侶でも、なかなか出来るものではない。
しかし実際、脳科学の研究によれば、人間は誰でも頭の中で、1分に300もの言葉をつぶやいているものらしい。ミゲル・ルイスが言うヘビは本当にいるのだ。
そして、そのつぶやきのほとんどは否定的な言葉で、それが、我々の能力を制限し、行動にブレーキをかけ、不安にし、時には卑怯にさせ、自信を奪って気力を奪い、人生を惨めなものにしてしまう。
確かに、心を静寂に保てば超人になるかもしれないが、そんなことは出来ない。
ラマナ・マハルシは「私は誰か?」と問い続ければ、それが出来ると言ったのかもしれないが、いったい誰が成功した?

ヘビは居てくれたっていいじゃないか?
彼は(彼女かもしれないが)警告してくれているだけかもしれない。
彼が「悪い事が起きるよ」「拙いことになるよ」と不安を煽るのも、それはそれで刺激を与えてくれるし、「世の中そんなに甘くない」と教えてくれているだけかもしれない。
だが、そんな言葉を受けっぱなしにしていては、心のダメージは計り知れず、エネルギーも失い、生命力が低下し、頭も身体も老化してしまう。
そこで必要なものが、たった1つの対抗呪文である。
ヘビが百万語を並べ、攻撃してきても、こちらはたった1つの言葉で返すのである。
なぜなら、1つでなければ、長く続けられないからだ。
「大丈夫」「絶好調」「へっちゃらだ」「平気だ」「全て善し」「神にできないこてはない」「今こそ約束の時」「奇跡は起きる」
どれでも、1つの言葉を常に心でつぶやけば、ヘビの言葉を中和するだけでなく、ヘビの言葉を知恵に変える。
どこかの成功した商売人のように、「ツイてる」を千回、「ありがたいなあ」を千回、「幸せだなあ」を千回、さらに・・・などと言ってたら、すぐに、本当にすぐに負担になって、1回も言わなくなる。
そもそも、本当にそのやり方で成功した人って、実際はいないはずだ(成功したとしたら別要因でしょ?)。
そうではなく、「大丈夫」と感情を込めずにつぶやくことなら続くし、心を静かにするというよりは、心に精妙なパターンを作り上げ、それが構築した精神回路の働きで、願いの言葉も実現出来るようになるのである(実際はこれは高度な科学である)。
素晴らしい人と親友になる時、その人に友達は沢山いても、親友は自分だけでありたいじゃないか?
言葉にも、そんなところがあって、「親友と言えるのは君だけだ」という場合の方が力を与えてくれるのである。
それに、実際は、どんな言葉も、根っこは同じなのである。
「大丈夫」と「絶好調」って、実は同じことであると分かると思う。









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