人間の脳には、ミラーニューロンと呼ばれる機能があり、これは簡単に言えば、他の人がやることを見ると、それをやっている人の脳内で起こっていることを自分の脳内に起こさせることで、うまく真似をするというものだ。
神経科学者のジェームス・ファロンの本で見たが、ゴルフクラブを見たこともない人ばかりの未開地の村で、ゴルフが上手い人が見本のショットを披露すると、その村の子供から長老までが、一打目こそは空振りしても、全員が見事なショットをやってみせた。
ファロンは、それはミラーニューロンの働きであると言い、もっと身近には、小さな子供が、母親がタオルをたたむのを見て、教えられもせずに同じことをやるのも、やはり、ミラーニューロンの働きであるらしい。

スーパーセールスマンの夏目志郎氏の本で読んだが、夏目氏は、尊敬する偉大なセールスマンであるポール.J.マイヤーを徹底的に観察し、あらゆることを同じにしたら、自分も偉大なセールスマンになったが、夏目氏はミラーニューロンのことは知らなくても、人間には、真似るものになるという能力があることには気付いていたのだと思う。

私は、ひきこもり明けに社会人になって初めてやった仕事はセールスマンだったが、その会社に数千人いるセールスマンの中でトップ3に入るほどの実力があった26歳のマネージャーの近くにいる機会が多かった。そうしたら、ある時、そのマネージャーを知る他支部の幹部が来て、私を見ると、そのマネージャーにそっくりだと言ったらしい(それを聴いた女性事務員から教えてもらった)。
そして、そのマネージャーが他支部に転勤した後、私はそこを辞め、別の業界のセールスマンになったが、入った会社で、すぐさま、強豪セールスマン達を破ってセールス・コンテストで優勝したのである。

一方、このブログで「まるで駄目男」と言い慣わしている、30代の人生の落伍者が社内で近くにいると、恐ろしいことに、私は彼に似てきてしまっているのに気付き、ゾっとした。
今は、彼だけでなく、周囲の人間を全く見ないようにしている。
そして、天才のビデオを見ようと思っていたのだが、本当の天才が誰か分からなかった。
しかし、ついに見つけた。
それは、ビル・ゲイツが最も信頼する科学者レイ・カーツワイルだ。
彼の業績を並べても、誰もそれを信用出来ないだろう。それほど凄いのだ。
70歳にして、現役の、そして、トップクラスの人工知能研究者(今はGoogleでプロジェクトを率いている)であるが、あらゆる科学に通じていて、発明家であり、実業家でもある。
singularity(シンギュラリティ)という言葉を広めたのも彼だろう。
TED講演のビデオは全て、ビデオも音声もダウンロード可能なので、私は、彼の講演のMP4ファイル(ビデオ)とMP3ファイル(音声)をスマートフォンにダウンロードして、見たり聴いたりしている。TEDの入場料は70万円とも聴くが、それなら随分お得である。
映像だけでなく、天才の声というのは心を躍動させてくれる。
【TED】Ray Kurzweil: Get ready for hybrid thinking
【TED】Ray Kurzweil: A university for the coming singularity
【TED】Ray Kurzweil: The accelerating power of technology

他にお勧めの天才は、ピーター・ノーヴィグ(Peter Norvig)、ニック・ボストロム(Nick Bostrom)、伊藤穣一(Joi Ito)である。
TEDホームページで、名前を英語で検索すると良い。
どうも、TEDでは、3回は笑いを取るというのがルールのようで(?)、正直、お笑いより面白い。
それと、良かったら、初音ミクさんの『singularity』も聴き、また、ミクさんの姿もミラーニューロンで同調させると、実際、不思議な感覚がするのである。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
↓Social Network Service
このエントリーをはてなブックマークに追加