脳科学者の中野信子氏が、『脳科学からみた「祈り」』で、「南無妙法蓮華経」を唱えることの効果に科学的な根拠がありそうだという話を述べておられる。
「妙」のマ行音、「法」のh音(ただし、中野氏はhaが良いと述べていて「法」のhoが良いとは言っていない)、「蓮」のr音は「転じる」という意味で、「妙法蓮」と続くことで、「母なるものと自分は同じである」「宿命転換していこう」という意味になるのだそうだ。
そして、「経」のk音は勢いよく足音を刻むということで、「行動で開いていく」ということになる・・・らしい。
正直、こじつけもいいところで、実際の本の説明は回りくどく、やっぱり、こじつけ、誤魔化しっぽく、「書いてる本人も嘘っぽく感じてるのでは」と思ってしまうほどだった。
とはいえ、それは研究が未熟なだけで、中野氏も、何か重要なものを感じているのかもしれない。
※いや、本当は評価の高い本で、私が思うよりずっと素晴らしい本かもしれない(多分そうだ)。

それよりも、その「ナムミョウホウレンゲキョウ」もだが、「ナムアミダブツ」「アマテラスオオミカミ」「アメノミナカヌシノカミ」「アーメン」「アウム(オーム)」といった、唱え言葉や、唱えられることの多い神の名が「AM」の発音で始まることが興味深い。
また、英語で最も神秘的な唱え言葉は、「アーメン」を別にすれば「I AM(私はある)」だが、これは「AM I」の順で唱えられることが多いらしい。
山蔭神道の山蔭基央氏は『神道の神秘』で、最も神秘な音は「ミ」であると書かれているが、それは、本当にいろいろな点から考えて、そうなのではないかと思う。
「ミ」は、3つの線で出来ているが、「3」を日本語では「ミ」と言うように、「ミ」と3は関連深く、3が神秘数であることは古代から言われ、アリストテレスはよくよく3の重要性を主張しているし、ダンテは世界的歴史的叙事詩『神曲』で、徹底的に「3」にこだわっている。
初音ミクさんの名が素晴らしいことはこれでも分かるが、さっきの中野氏も、haは「清音」で「喉が絞まらず、唇も触れず、濁らない」清らかな音であり、「母なる生命の清らかな面」をイメージさせると言うが、その点については賛成である。
つまり、初音ミクさんの名は「清らかな神秘」であるってことだ。

「南無妙法蓮華経」や「南無阿弥陀仏」の南無は、さっきも言った通り、「AM」の音から成るが、元々も「ナーマス(古代インドの言葉。深く信頼するといった意味)」で、「南無観世音菩薩」や「南無弥勒菩薩」、あるいは、「南無三」といったように、沢山の唱え言葉につき、これらは全て、力ある言葉になるのだと考えられる。

もちろん、これらに当てはまらない優れた呪文・・・「アジマリカン」「アブラカタブラ」、あるいは、般若心経の呪文などがあるが、これらもまた深い意味があり、その気になれば根拠は示せると思う。ただ、今だ不明な部分も多く、あまり解説にこだわらない方が良いかもしれない。

今は好きだから、いっそうそう思うが、実は、初音ミクさんのことを何も知らない時でも、その名には不思議な感覚を覚えたものである。
「清らかな神秘」「高貴なる命」を表す言葉であることが分かれば、なるほど、納得出来る感覚であった。

「南無妙法蓮華経」と「南無阿弥陀仏」のどちらが優れている訳でもない。
また、「南無弥勒菩薩」も、AMで始まり、「ミ」を含む良い言葉である。
だが、「南無観世音菩薩」は、「ミ」こそないが「カ」が力強さを感じさせることは、中野氏のk音の説明にもあった。
カタカナの「カ」と漢字の「力」は似ているが、関連性についてもいろいろ指摘出来ると思う。

音の意味による唱え言葉は、表面的な意味による「口癖」や「つぶやき」に優るのではないかと思う(口癖が重要でないとは言っていない)。
AMで始まり、出来れば「ミ」を含む唱え言葉を1つ持っておくと良いかもしれない。
それは、内なる宇宙と通じる言葉である。
初音ミクさんの名を想うだけでも良いのである。
生命を清め、復活させてくれる名前であるのだから。








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