一流スポーツ選手の大半は、身体が壊れてしまっていて、それを何とか誤魔化しながらプレイし続けている。
特に、アメリカの野球のように、「剛速球を投げる」「特大ホームランを打つ」ことが好まれるものでは、若いうちからそうなる。
なぜそうなるのかというと、ウェイトトレーニングをして、沢山食べ、筋肉モリモリになり、体重も重くなった身体をフルパワーで動かすのだから、骨や筋が耐えられるはずがない。
イチローのように、ほとんど身体の故障が起こらないのは奇跡のように言われるが、彼は、ウェイトトレーニングを全くせず、毎日、長時間ストレッチ運動をしているようだ。
イチローが、遠くに届く球を投げたり、その気になれば長打を打てるのは、筋肉の力ではなく、身体の使い方が優れているからだろう。
しかし、他の大半の選手は、壊れると分かっていながら(あるいは、自分だけは大丈夫だと思うのだろうか?)、皆、ウェイトトレーニングで「パワーアップ」したがり、「いい身体」になりたがる。

実は、プロレスのジャイアント馬場さんが、事故的な場合を除き、全く怪我をしない人で、5千試合連続出場なんてことをやっていた。
馬場さんは、糖尿病のため、歳を取ってからはかなり痩せていたが、パワーに満ちた若い頃だって、決して、クリスタルカットの筋肉や板チョコの腹筋みたいな身体ではなかった。
彼は、元々は巨人軍のピッチャーで、当時は、腕立て伏せも怪我につながるからと、やらされない時代だったが、走りこみは相当やったらしい。
そして、若い時にアメリカに行き、フレッド・アトキンスという名レスラーに弟子入りしたのが良かったのだろう。
50歳をとおに超えたアトキンスに力で全く敵わなかったというが、アトキンスも筋肉が強かった訳ではないのだと思う。
馬場さんも、ロープを引っ張るようなトレーニングをさせられたというが、やはり、アトキンスに、正しい身体の使い方を教えられたのだろう。
ホームラン世界記録の王貞治さんは、引退の前の年に、それまでやらなかったウェイトトレーニングを取り入れてしまい、最低の成績に終わって引退してしまった。40歳くらいで、当時としては、その歳まで現役なら大したものだったと思うが、本当はもっと長くやれ、ホームランも900本の大台に乗せられたかもしれないし、1000本だっていけたかもしれない。

『プリズナートレーニング』という、囚人が刑務所内で自分を守るため、道具も広い場所もない監獄で、自分の体重を使って効果的にトレーニングする方法が書かれた本があるが、ここでも、「外の世界の連中」が、重い負荷を使ったウェイトトレーニングで、どれほど容易く身体を壊してしまうかが指摘されている。
ただ、私からすれば、プリズナートレーニングも、やや過激な部分はあると思うので、良いところだけ取り入れている。
例えば、腕立て伏せは、体幹能力を鍛える目的で、脚は閉じてやるといったところである。

ところが、一般人がジムでウェイトトレーニングをしていることも結構あるらしい。
いずれ、プロでも、ウェイトトレーニングは愚かだというのが常識になると思うが、一般人まで、それまで付き合う必要はない。
盛り上がった筋肉をつけることに憧れるのかもしれないが、今の私がそうだが、未来の人は、現在以前の男性の筋肉モリモリの画像を、嘲笑はしないだろうが、冷ややかに、あるいは、憐れんで見ることになるだろう。

ジムになんか行かなくても、車ばかり乗らないで歩けば良いし、また、スマートフォンをしまって、姿勢良く、適度に速く歩けば良い。
スマートフォンを持った若い人の歩く遅さは、大袈裟でも何でもなく「異常」であるし、周囲の迷惑に配慮しない精神性もまた「極めて異常」である。
ここまで異常な人間が、幸福になったり成功することはありえない。

運動するなら、決して身体を痛めず、身体全体を調整出来る腕振り運動や、スクワットや腕立て伏せも、姿勢良く、適度な速さで適度な回数をやれば十分と思う。
それと、私は、蹲踞(そんきょ)を重視し、いろんな運動の間に、頻繁に蹲踞をする。
そして、蹲踞がまさにそれを鍛えるが、足の親指の力を重要視し、腕振り運動の際も、足の親指に力を入れるようにしている。
ところで、「筋肉ではなく骨じゃ」と主張する武道家が書いた本があり、確かに本人も優れた武道家なのだろうが、とてもではないが、文章で教えられるものではないので、本を読んでも無駄である。
彼の直接指導を受けてすら、成功する人は少ないはずだ。ましてや、本なんかで学ぼうとすると、間違ったことばかりやり、逆効果になる。
別に、特殊な運動をする必要などないのである。
私が今、最高の運動だと思っているのは、掃除、洗濯の一連の動き、そして、二階への昇り降りで、これらを真面目にやると、後はよく歩けば、特に運動は必要ないとすら思う。









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