木枯し紋次郎に、「お前は剣士か?」と尋ねたら、彼はシニカル(冷笑的)に笑いながら、こう言うだろう。
「とんでもございやせんや。あっしはただの渡世人でござんす」

初音ミクさんに、「君は歌手なのか?」と尋ねても、彼女は何も答えない。ただ歌を歌うのである。

ならば私も、「あんたはプログラマーかね?」と聞かれたら、私はただの労働者であると言おう。

紋次郎は、一流の剣術家とまともに戦っても勝てない。
しかし、何度も、剣術の達人達を打ち倒した。
偽物だからこそ、見栄もこだわりもなく、自由自在だからだ。

ミクさんは、「歌はこんなふうに歌うもの」と言われても全く取り合わず、作り手が求める通りに歌う。
だからこそ、創造の本質の美をそのまま引き出す。

大山倍達さんを偽物の空手家などと言ったら無礼もいいところだろうが、彼はずっと、偽物扱いだった。空手界のルールに従わなかったからだ。
そして、「目潰しと金的攻撃があるから空手は地上最強」と堂々と言う彼は、正統な空手界から見れば、やっぱり偽物かもしれない。
だからこそ、純粋な大山空手は最強なのである。

西尾維新さんの「物語シリーズ」の『偽物語』で、「本物と偽物ではどちからが価値があるか」について、3人の超人間は、それぞれこう言う。
影縫余弦(かげぬいよづる)は、「もちろん本物や」。
忍野メメ(おしのメメ)は、「同価値」。
貝木泥舟(かいきでいしゅう)は、「圧倒的に偽物」。
まあ、誰にとって、何にとっての価値ということになるのだろうがね。
究極的に忍野が正しいのだろうが、私は影縫余弦のような者に刃向かうために貝木泥舟でいよう。
結局のところ、美少女達を一番救ったのは、意外に貝木泥舟だ。

ところで、偽物プログラマーの私が、子供から高校生までがプログラミングを学ぶとしたら、どの言語を選べば良いかと聞かれたら、まず、Scratch(スクラッチ)のようなビジュアルプログラミング言語は絶対に薦めない。
小学生も高学年になれば、十分に実用的なプログラミングが出来るのに、全く実用的でないビジュアルプログラミング言語をやる意味なんて全くなく、無駄を通り越して有害である。
で、頭では、JavaScriptと分かっているのだが、あの曖昧な言語仕様が私はあまり好きでない。
つまり、「基本的にはこうする。しかし、こんな場合だけはこうする」という、スッキリしないところが嫌だ。
だから、実際は、ジョン・ケメニー、トーマス・クルツが発明したBASIC言語が最上なのだが、彼らのTrueBASICは日本語版がないし、普及していないものを使っても仕方がない。
これからのAI時代にはPythonだし、実際、この言語が一番良いと思うが、この言語を覚えても、今のところ「仕事がない」(笑)。
将来は分からないが、いかに子供とはいえ、銭につながらないものは、あまり奨める気にならない(笑)。多分、将来は大丈夫(仕事がある)とは思うが、そんなこと分からない。

プログラミングというのは、楽器の演奏や、あるいは、自動車の運転やタイプライターのタイピングのようなもので、毎日やってこそ上手くなる。
一時的にわーっと熱心に勉強したって駄目なのだ。
JavaScriptやPythonで毎日何が出来るだろう?(何も出来ない)
サラリーマンなら、文句無くVBAを奨める。
では、子供やごく若い人には?
Squeakが、もっと使いやすければ奨めるが、実際のところ、使えたもんじゃない(たまに練習するなら良いが、毎日使う気になんかならない)。
LOGOは、一部では残っているが、今後の発展があるはずがないので駄目だ。
一応、非常に消極的に言えばこうだ。
(1)JavaScript
(2)Python
(3)C
(4)VBA
(5)Lisp
(6)Java
Javaの手軽な開発環境があれば、もっと上位でも良いのになあと思う(実際ない)。
ちなみに、私が一番好きなのはLispである。









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